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【体験レポート】スマホ動画でアバターが動く!?
特別講座1日目「最先端のモーションデータ体験授業~STEAM教育の最前線~」を開催!

2025年6月13日(金)、静岡県浜松市の浜松聖星高等学校 情報処理室にて、金沢工業大学 メディア情報学部 心理情報デザイン学科の伊丸岡俊秀教授を講師に迎え、情報Ⅱを履修する2年生11名を対象に、特別講座の第1日目が開催されました!

今回のテーマは、「動きを“デジタル”で可視化する」という、まさに未来の技術を体験できるワクワクの内容を2日間で実施。第1日目は、2D画像から3D画像作成の理解、スマホの動画撮影から3D画像を作る体験を行いました。1日目からSTEAM教育の最前線を、実際に手を動かしながら技術の面白さを体感できる、未来の学びに触れる絶好の機会となりました。

■まずは「2D→3Dはソフトウェアを使えば簡単にできる」を理解する

授業の冒頭では、伊丸岡教授が、カメラで撮影した2次元画像が、ソフトウェアを活用することで見えていない部分まで予測して3D化される仕組みを解説。普通科の学生でも身近なデジタルを活用する意義やその便利さを理解しました。

■実際に撮影してみよう!

次は実践!テニス部・バドミントン部の生徒がモデルとなり、モデルが行うフォアハンドストローク・バックハンドストローク、スマッシュなどの動きを履修者がスマホで一方向から約1分程度撮影。

■撮った画像からアバターがリアルに動く!360度で観察できる!

撮った動画をPCに取り込み、VRChatなどで使われるアバターに動きを反映させる無料ソフトにインポートしてみると…画面上では、3Dアバターがモデルの動きに合わせてリアルに動く!「すごい!」「本当に動いてる!」と、教室は大盛り上がり!

さらにPC上では、マウス操作で視点を自由に変更でき、360度の回転が可能。「横から見たらどうなる?」「後ろ姿も見える!」と、みんな夢中になって観察していました。

3Dアバターの動きを動画でご覧いただけます

■さらに高度な技術にも挑戦!

後半では、3DCGソフト「Blender」でモデルの骨格を推測したデータの抽出を体験。「こんなことまでできるんだ!」と、技術の広がりに目を輝かせる生徒たちの姿が印象的でした。

次回は「動きのデータサイエンス」に挑戦!

6月20日(金)の第2日目は、1日目に撮影した画像からUnityで数値化した動きのデータを、分析ソフト「R」で解析・可視化し、データサイエンスの学習に取り組む予定です。

(関連ページ)

高校生が“動き”をデジタルで可視化! [金沢工業大学 × 浜松聖星高校] 最先端のモーションデータ体験授業を実施 ~スマホ動画からアバターを動かす!STEAM教育の最前線~(2025.6.10)

金沢工業大学研究室ガイド メディア情報学部 心理情報デザイン学科 伊丸岡俊秀 研究室

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