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(株)LODUとの連携により、「THE SDGsアクションカードゲームX(クロス)」の ウェブブラウザ版(オンライン版)を 9月25日(日)の「グローバル・ゴールズ・デー」に一般公開

金沢工業大学SDGs推進センター(所長:平本督太郎)は、本学の卒業生が起ち上げたSDGsベンチャーである株式会社LODUと連携し、「THE SDGsアクションカードゲームX(クロス)」のウェブブラウザ版(オンライン版)を9月25日(日)に一般公開しました。

金沢工業大学では以前より、ゲーミフィケーション教材として「THE SDGsアクションカードゲームX(クロス)」のウェブサイトからのダウンロード版、アンドロイド版アプリを一般公開しており、全国の小中高を始めとする教育機関で多く活用されてきました。2022年9月時点で世界67か国85,000人以上の方に体験いただいている大人気のゲーミフィケーション教材になっています。

コロナ禍において、オンラインミーティング・ワークショップが一般的に行われるようになったことで、「THE SDGsアクションカードゲームX(クロス)」をオンラインで実施したいというご要望を非常に多くいただきました。

こうした背景を踏まえ、本学では「THE SDGsアクションカードゲームX(クロス)」の開発時の中心メンバーである学生が在学中に起ち上げた株式会社LODUと連携し、ウェブブラウザ版(オンライン版)の一般公開を行いました。なお、一般公開版(無償)については、3つのステージのうち、チュートリアルのみで遊ぶことができます。その他のステージは、パートナーシップ連携機関にのみ公開しているもので、使用する際には金沢工業大学SDGs推進センターとの共同研究など、一定の条件を満たすことが必要となります。

THE SDGsアクションカードゲームX(クロス) ウェブブラウザ版(オンライン版)URL:

https://unityroom.com/games/sdgs_game_x

※上記システムはチュートリアルのステージのみ体験可能となっており、利用者の用途や御意向に合わせた改善要望等の受付ができません。ご理解いただいたうえでご利用ください。

現在、全国の小中高において、SDGsの教育が本格的に始まっていますが、こうした取り組みは学校内に閉じた取り組みではありません。社会を変革するというSDGsの目的からすると、地域住民・自治体・企業等、様々な主体と連携して教育を進めていくことが重要です。今回一般公開したウェブブラウザ版(オンライン版)は、非営利目的のみでの活用となっています。また、用途は教育に限っていないものの、本システムの活用により、最終的に日本において若者が未来のことを考えるのが楽しいと感じられる社会を皆でつくっていくことにつながっていくことを願っております。ぜひ、こうした一般公開の趣旨をご理解いただいたうえでご活用いただけますと幸いです。

2023年はSDGsの折り返し年です。MDGsの時と同様に折り返し年以降は、達成に向けての取り組みが一層加速していくことが予想されます。

「THE SDGsアクションカードゲームX(クロス)」をプレイすることで、経営学に基づいたイノベーションを生み出すための考え方を習得し、SDGs実現のために避けては通れないトレードオフの解消を楽しみながら取り組みましょう。

「THE SDGs アクションカードゲーム X(クロス)」ウェブブラウザ版について

スタート画面

【概要】

「クロス」は、SDGsの達成に一方を得ようとすると他方を犠牲にしなければならない「トレードオフ」を、さまざまな「リソース」を掛け合わせたアイデアによって解決するゲームです。ゲームを通して、SDGsを身近なものとして理解し、「誰一人取り残さない」という理念を実現するためのアイデア創出力を養います。

*トレードオフカード[問題を提示するカード]
SDGsの目標達成に向けて想定されるトレードオフ(一方を追求すると他方が犠牲になるという関係)状態の問題が記載されています。

 トレードオフカード

*リソースカード[問題解決に使うアイテムカード]
地球上に存在する、さまざまなヒト・モノ・コトなどの資源が記載されています。これらを掛け合わせで問題を解決します。

リソースカード

【遊び方】

1. 画面を操作するファシリテーターを決めてください。

2. ファシリテーターは、左側に表示されたトレードオフカードを選択(クリック)して、トレードオフ内容を読み上げてください。

3. アイデアが思いついたプレイヤーは、右側に表示されたリソースカードの中から1枚選び、手を上げてください。

4. ファシリテーターは、プレイヤーが選んだリソースカードを1枚選択(クリック)してください。

地球上に存在する、さまざまなヒト・モノ・コトなどの資源が記載されています。これらを掛け合わせで問題を解決します。

6. 次に、アイデアを出すプレイヤーは、残りのリソースカードから使用したいカードをファシリテーターに伝え、 前に出されたアイデアに掛け合わせるかたちで提案します。

7. 次のプレイヤーも同様にリソースカードを選びアイデアを提案します。

8. 全員のアイデアをストーリーのようにつなげた解決策によって1つのトレードオフが解決したら、拍手をして次に進んでください。

※1ターン目は1枚のトレードオフカードと8枚のリソースカードが提示されます。リソースカードはターンを追うごとに減っていきます。

8枚の中から3枚のリソースカードを選択してトレードオフを解決

【ステージ選択】

チュートリアル:表示されるトレードオフカードとリソースカードは固定です。

入門版:14種類のトレードオフカードと34類のリソースカードからランダムで表示されます。

エキスパート版:34種類のトレードオフカードと34種類のリソースカードからランダムで表示されます。

ステージ選択画面

一般公開版では、チュートリアルで遊ぶことができます。その他のステージは、パートナーシップ連携機関にのみ公開しているものです。その他のステージのご利用を希望される、または、パートナーシップ連携にご関心のある企業や組織の方は、 下記お問い合わせフォームよりご相談ください。

▼パートナーシップ連携申込先

株式会社LODU(ロデュ) URL:https://lodu.co.jp/contact

▼金沢工業大学 SDGs推進センター

URL:https://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/index.html

「THE SDGs アクションカードゲーム X(クロス)」は誰でも気軽にSDGsの身近な課題に対して、ヒト・モノ・コトのリソースを組み合わせて解決するカードゲームです。金沢工業大学の学生プロジェクト「SDGs Global Youth Innovators」が主体となって2018年に開発したもので、金沢工業大学SDGs推進センターのWEBページから無料でダウンロードできます。

THE SDGs アクションカードゲーム X(クロス)ダウンロードページ

https://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/education/application/game-1.html

製品版は下記2つのサイトから購入できます。

みんなでみらいを オフィシャルウェブサイト オンラインショップ

https://www.minnademiraio.net

株式会社LODU オンラインショップ

https://lodu-game.myshopify.com/

金沢工業大学では、第1回「ジャパンSDGsアワード」SDGs推進副本部長(内閣官房長官)賞受賞後、SDGs達成に向けた様々な組織との連携を加速させています。今後も日本一のSDGs教育推進大学として、教育・地域経営・ビジネスの3つを重点領域としハブ機能を高めていくことで、日本中・世界中にSDGs教育を広め、SDGsの達成に貢献していきます。

SDGsの達成に向けた金沢工業大学の取り組み

その他、金沢工業大学のSDGsに関する取り組みについては、SDGs推進センターのウェブサイトをご覧ください。

SDGs推進センターのウェブサイト:

http://www.kanazawa-it.ac.jp/sdgs/

SDGsとは

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、国連に加盟する世界193か国が合意した17の目標、169のターゲットのことです。貧困等の途上国を中心とした社会課題の解決のみならず、気候変動等の先進国・途上国共通の社会課題の解決について、2030年までに達成すべき目標が設定されており、達成するためには政府・国際機関・民間企業・NGO・学術機関・市民等、様々なステークホルダーのパートナーシップが必要となります。

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