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村山祐子研究室の大学院生・林柊佑さんが映像作品「Digital Sculpture」を制作
金沢工業大学メディア情報学科 村山祐子 研究室では学生がさまざまな作品の制作に取り組んでいます。
今回ご紹介するのは大学院工学研究科システム設計工学専攻博士前期課程1年の林柊佑さんの作品「Digital Sculpture」です。
当作品は「第2回 ののいち22世紀デジタル美術館」におけるコンペティションで、最優秀賞を受賞しました。
ぜひご覧ください。
林柊佑さんの作品「Digital Sculpture」
全画面表示でもご覧いただけます
作品タイトル:Digital Sculpture
[コンセプト]
人間は自然を観測する際、位置や大きさなどの離散的なデータを用いて測ろうとするが、実際の自然は連続的な存在である。
本作では、複数の自然の映像をグリッドとして構成することで、人間が自然を捉える際の枠組み、自然観を可視化する。
近年、人間の自然観はAIなどのテクノロジーによって変容しつつある。例えば、AIで生成された波の映像は、たとえ物理法則に従っていなくとも、多くの人はそれを波として認識する。
自然のグリッドがノイズによって歪められ、崩れていく様は、従来の固定的な自然観の変化とデジタルと自然の境界が曖昧になっていくプロセスを表現する。
また、本作の根底には、ヨーゼフ・ボイスの提唱する「社会彫刻」の概念がある。社会彫刻とは、あらゆる人間の意識的な営みはすべて芸術活動であり、自らの未来のために社会を彫刻していくという思想である。
映像の最後に色が反転し、全体が白く明るくなるシーンは、映像に没入していた鑑賞者を現実へと引き戻すためである。本作が鑑賞者自身の未来や社会との関わり方を再考し、未来に向けた行動を促す契機となることを目指している。
林柊佑さんはデジタルアートについて研究に取り組んでいます。
2025年7月には「扇台サマーフェスティバル2025」の一環で行われた「学校の怪談」(お化け屋敷)で、プロジェクションマッピングを使ったお化け空間の演出も研究室の仲間と手掛けました。
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