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【工芸とデジタルアートが融合した新たな芸術表現を発信】
出原立子研究室が「KOGEIデジタルアートミュージアム」を開催。
2026年10月18日(日)まで

金沢工業大学メディア情報学部メディア情報学科の出原立子研究室は、石川県政記念しいのき迎賓館ギャラリーAにおいて、「KOGEIデジタルアートミュージアム」を開催しています。会期は10月18日(日)まで。金沢の伝統工芸とデジタルアートを融合させ、新たな芸術表現を創出する展覧会です。大学院生1名と学部4年生8名が制作に携わり、地域の工芸作家と協働しながら、工芸が持つ魅力や作家の思いを光や映像、インタラクティブ技術によって表現しています。
本展では、金工作家の浦中廣太郎氏、水代達史氏、加賀友禅作家の吉本大輔氏の作品とデジタルアートを融合させ、来場者が作品世界に入り込んだような没入体験を楽しめます。自然と文化の循環の中で育まれてきた金沢の工芸文化を、現代のデジタル表現を通して再発見できる展示となっています。
コンセプト
金沢工業大学メディア情報学部メディア情報学科 出原研究室の大学院生1名と4年生8名が、金沢の工芸作家による作品と、作品から着想を得たデジタル映像とインタラクティブ・アートを融合させ、新たなKOGEIの世界を表現しました。
工芸とデジタルアートが重なり合い、分野を超えて響き合う「KOGEIデジタルアートミュージアム」。加賀友禅、金工の作品に込められた作家たちの想いが、光や映像と出会い、静かに呼吸するように動き出します。工芸作品の魅力を新たな鑑賞体験を通して感じていただければ幸いです。
各作品の見どころ
「景色をまとう」
協力作家:吉本大輔氏(加賀友禅作家)
色と柄、そして無地が織りなす余白を大切に、一枚の着物の中に豊かな景色を描き出す加賀友禅作家・吉本大輔。
使用した作品《香菜唐草》には異なる文化が交わる幾何学模様とパクチー、《春の宵》には白斑の椿が描かれています。
本作品では、着物に描かれた自然の息吹と、そこに流れる時間が静かな動きをまとって広がります。ミラーに映る自身の姿を通して、まるで着物を身にまとったかのような感覚を味わい、着物と一体になるような没入体験をお楽しみください。
《香菜唐草》《春の宵》 吉本大輔 加賀友禅




「留まる記憶」
協力作家:浦中廣太郎氏(金工作家)
雨や雪、水の移ろいを金属に映し出す金工作家・浦中廣太郎。
鍛金で作られる彼の作品は、金属でありながら、水の揺らぎや雨の気配を感じさせる柔らかな表情を見せます。 本展示では、それぞれの作品に込められた思いをもとに、その世界観に寄り添う映像を投影し、揺らめく光や広がる波紋を作品と重ねることで、水の記憶をたどるような静かな世界を描き出します。
《瑞雨》《遠い記憶Ⅱ》《水遊》 浦中廣太郎 金工








「幻影茶会」
協力:髙橋勇太氏(茶道家)
足元から差し込む光が、静かに茶室を空間へと浮かび上がらせ、デジタルによって表現される影と音が、静かな茶室に人の気配を添えて茶会のひとときを映し出します。
伝統とデジタルが重なり合う、新たな茶会体験をお楽しみください。

「工芸を聴く」
協力作家:浦中廣太郎氏(金工作家)
雨や雪、水の移ろいを金属に映し出す金工作家・浦中廣太郎。
鍛金で作られる彼の作品は、金属でありながら、水の揺らぎや雨の刻を感じさせる柔らかな表情を見せます。本出展作品《水の記憶》には、雨や雪、波紋など、さまざまな水の記憶がちりばめられています。
本作品では、工芸の「音」に注目しました。作品から生まれる澄んだ音に耳を澄ませ、音とともに響き合うさまざまな「水の記憶」をお楽しみください。

「揺らぐ境界」
協力作家:水代達史氏(金工作家)
生き物の擬態に着目し、生き物と植物を緻密な彫金技法で融合させることで独自の表現を行う金工作家・水代達史。
本出展作品《扇》は、羽を大きく広げて威嚇するアフリカコノハズクの姿を捉えた作品です。
日本庭園を思わせるデジタルの景観に身を潜めるその姿は、人の気配に反応して動き出し、「擬態」と「威嚇」という生き物の二つの表情を映し出します。
鑑賞者の動きによって変化する、工芸とデジタルが織りなす新たな鑑賞体験をご体験ください。





地域文化と先端技術をつなぐ出原研究室
出原立子研究室では、CG映像、インタラクティブ技術、IoT、VR/AR、AIなどの先端技術を活用し、「公共の場における人と街と文化をつなぐメディアシステム」の研究・開発に取り組んでいます。今回の展示もその研究成果の一つであり、地域で活躍する工芸作家との協働を通じて、伝統工芸の新たな価値創出に挑戦しています。
「KOGEIデジタルアートミュージアム」は、工芸とデジタルアートが分野を超えて響き合う特別な展覧会です。来場者は作品を鑑賞するだけでなく、作品世界に入りこんだような没入体験を通して工芸文化の魅力を存分に感じることができます。
開催概要
・展覧会名:KOGEIデジタルアートミュージアム
・会期:10月10日(土)~10月18日(日)
・開館時間:10:00~17:00(11日・18日は16:00まで)
・会場:石川県政記念しいのき迎賓館 ギャラリーA
・制作:金沢工業大学 メディア情報学部 メディア情報学科 出原立子研究室
・協力:(敬称略 五十音順)
浦中廣太郎 金工作家
髙橋勇太 茶道家
水代達史 金工作家
吉本大輔 加賀友禅作家
※KOGEIフェスタ!(主催:金沢市、(一社)金沢クラフトビジネス創造機構、金沢創造都市推進委員会、石川県政記念しいのき迎賓館)の一環として開催。
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