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【北陸半導体コンソーシアム第3回フォーラムを開催】
ネットワーク拡大と先端技術、人材育成を推進
金沢工業大学が主催を務める「北陸半導体コンソーシアム(北陸iSRC)」は、2026年8月25日(火)、扇が丘キャンパス12号館4階イノベーションホールにて「第3回 フォーラム」を開催しました。
政府の「地域未来戦略」において、北陸地域は「AI・半導体関連産業」を最重点の戦略分野の一つとして掲げられています。第3回はこのタイムリーな中での開催となり、北陸地域の半導体関連企業をはじめ、行政機関、大学・研究機関、高専、そして次世代を担う学生など、現地およびオンライン合わせて約160名が参加しました。
【フォーラムの背景と目的】
石川県、富山県、福井県をはじめとする北陸地域は、パワー半導体や半導体後工程に関連する企業や研究機関が集積する日本の重要な拠点です。当コンソーシアムでは、地域内に点在する優れた技術や知見を有機的に結びつけ、持続可能な産業基盤と人材育成のエコシステムを構築することを目指しています。
第3回となる今回のフォーラムでは、最先端の技術動向や国家政策の共有にとどまらず、地域未来リレーセッションや新規参画機関の発表、さらには参加企業と学生・研究者が直接対話するポスターセッションなど、多角的なプログラムを展開し、実践的な連携の契機創出を図りました。
【当日の主なプログラムとセッション概要】
■ 開会挨拶
フォーラムの冒頭で、金沢工業大学先端半導体教育研究センター所長の井田次郎教授が開会挨拶を行いました。井田教授は、「地域未来戦略の中でも、北陸地域の重要なテーマとして半導体が挙げられている。その意味でも、この半導体コンソーシアムでの皆様の活動は非常に時宜を得たものだ」と述べ、産学官の関係者が集う本フォーラムを通じたネットワーク形成の重要性と開催意義を語りました。

■特別講演(第1部)
第一部は、浅野大介 石川県副知事による来賓挨拶から始まりました。浅野副知事は金沢工業大学(先端半導体教育研究センター)をはじめとする教育機関が中心となり、学生や社会人を対象とした高度な専門教育や実践的なコンソーシアムの場を提供していることを高く評価し、今後の地域実装に向けた知見の集積に期待を寄せました。
そして富山、石川、福井の北陸3県にまたがる企業や大学などの事業者が連携し、半導体・AI分野における「地域版産業クラスター」を形成することの重要性を強調しました。

続いて、経済産業省 商務情報政策局の金指壽総務課長がオンラインで登壇し、「我が国の半導体・デジタル産業戦略の現状と今後の展望」と題した特別講演を行いました。
金指氏は、次年度の予算要求に向け、AIを自動運転や製造業のロボットなど実世界の産業活動へ組み込む「フィジカルAI」や「AIロボティクス」の社会実装に、政策の重点を移していく方針を示しました。
また、「AIロボティクス」の実現に必要となるAIの性能や消費電力などの要求仕様を、半導体をはじめとするハードウェア設計へ落とし込む領域、すなわち「フィジカルAI」「AIロボティクス」と「半導体」をつなぐ「System to Silicon」の考え方が、今後極めて重要になると説明しました。
そして、この分野を担う設計人材が世界的に不足している現状を踏まえ、設計人材育成プログラムがスタートしていることを紹介。「北陸地域でも連携して取り組んでいければ」と北陸半導体コンソーシアムに期待を寄せました。
「地域未来リレーセッション」では、石川県、富山県、中部経済産業局電力・ガス事業北陸支局の担当者が登壇。各自治体・行政の視点から北陸地域における半導体産業振興と支援策の未来戦略が紹介されました。
■ 特別講演(第2部・第3部)
特別講演のセッションでは、半導体材料・プロセスから先端後工程に至るまで、第一線で活躍する専門家による講演が行われました。
■ ポスターセッション・新規参画機関紹介・閉会
本編開会前には、イノベーションホールロビーにて協賛企業等によるポスターセッションが開催されました。会場では、学生や研究者が企業の担当者と直接意見を交わし、現場の技術課題やキャリア展開について熱心に質問する姿が見られました。
またプログラム後半では、新たにコンソーシアムへ参画した企業・大学等計9機関が紹介され、北陸地域における産学官連携の広がりとネットワークの一体感が共有されました。
閉会にあたっては、金沢工業大学副学長でありiSRC副所長の山口敦史教授より挨拶が述べられ、産学官が一体となった更なる連携強化と人材育成への強い決意とともに、盛会裏に終了しました。

開催概要
名称:第3回北陸半導体コンソーシアムフォーラム
日時:2026年8月25日(火)13:15~17:35
会場:金沢工業大学 扇が丘キャンパス12号館4階 イノベーションホール
主催:北陸半導体コンソーシアム、金沢工業大学
【プログラム】
ポスターセッション 12:30~13:15 協賛企業によるポスターセッション
開会 13:15~13:20
・開会挨拶 井田次郎(金沢工業大学 先端半導体教育研究センター所長)
[第1部]特別講演
13:20~13:30 ご挨拶 浅野大介氏 (石川県副知事)
13:30~14:00 金指壽氏(経済産業省 商務情報政策局総務課長)
「我が国の半導体・デジタル産業戦略の現状と今後の展望」
14:00~14:30 地域未来リレーセッション 「北陸地域における半導体産業振興と未来戦略」
・川畑泰樹氏(石川県産業政策課 課参事〈事業総括〉)
・小林正幸氏(富山県理事・商工労働部次長)
・小柳淳也氏(中部経済産業局 北陸支局 地域経済産業課 課⾧補佐)
[第2部]特別講演
14:30~15:10 藤田静雄氏(京都大学名誉教授)
「ミストデポジション技術とその半導体プロセスへの応用」
[記念撮影・休憩] 15:10~15:20
[第3部]
15:20~15:50 髙妻誠氏(TOPPAN株式会社 次世代半導体パッケージ開発センターセンター長)
「TOPPANの次世代半導体パッケージ開発のとりくみ」
15:50~16:30 井上史大氏
(横浜国立大学 総合学術高等研究院 教授、半導体量子集積エレクトロニクス研究センター)
「AI時代を支える先端半導体後工程技術」
16:30~17:30 北陸半導体コンソーシアム参画機関紹介
・新潟大学
・中村留精密工業株式会社
・富士電機パワーセミコンダクタ株式会社
・株式会社福井村田製作所
・株式会社シキノハイテック
・大阪有機化学工業株式会社
・セーレンアドバンストマテリアルズ株式会社
・株式会社アイ・オー・データ機器
・カナデビア株式会社
閉会 17:30~17:35 閉会挨拶
・山口敦史(金沢工業大学副学長、先端半導体教育研究センター副所長)
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