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【高大連携レポート】
富山県立砺波工業高等学校との高大連携による「課題研究基礎講座」を実施
富山県立砺波工業高校電子科2年生33名を対象に、2025年12月~2026年3月にかけて、全13回の「課題研究基礎講座」を高大連携事業として実施しました。本講座では、生成AIを活用した課題探究の進め方を学び、3年次に取り組む課題研究のテーマ設定につなげることを目的に、金沢工業大学が取り組む「プロジェクトデザイン教育(課題を自ら見つけ、チームで解決に取り組む学習)」の考え方を取り入れ、生徒が課題発見からテーマ設定までのプロセスを体験しました。
講座の主な内容
本講座は全13回で構成され、主に以下の内容を実施しました。
・第1回(金沢工業大学扇が丘キャンパス)
大学生が受講する「プロジェクトデザインⅠ」の授業を見学し、チーム活動の様子を体感しました。あわせて、ブレーンストーミングによるアイデア発想法を体験しました。
・第2回(高校にて)
金沢工業大学プロジェクトデザイン基礎教育課程の諸谷徹郎准教授が講師を務め、データを活用した課題設定の方法や、チームで課題解決に取り組むPBL(課題解決型学習)の考え方について学びました。
・第3回(高校にて)
同課程の西田義人准教授による、AIの活用方法に関する講義と演習を実施しました。
・第4・5・6回(高校にて)
生徒同士でテーマに関する調査や課題設定について議論を行いました。
・第7回(高校にて)
中間発表を行い、各チームの課題設定について、大学教員から講評・アドバイスを受けました。
・第8回(金沢工業大学電気・光・エネルギー応用研究センター)
防災・食料・福祉・観光などの分野と工学の関わりを学ぶため、金沢工業大学を再度訪問しました。工学部電子情報システム学科の野口教授の案内で研究施設を見学し、電子分野が社会にどのように貢献しているかについて理解を深めました。
・第9・10・11回(高校にて)
次年度に取り組む課題研究のテーマ設定をチームで議論しました。
・第12・13回(高校にて)
最終プレゼンに向けた準備を行い、各チームで設定した課題についてのプレゼンテーションを行い、大学教員らから講評を受けました。
受講後の成果
講座後に実施されたアンケートでは、受講した生徒から次のような変化が見られました。
・データを整理・可視化することで、傾向や特徴を捉える力が向上した
・数理・データ・AIを活用しながら課題解決を考える力が身についた
アンケート結果から、探究活動に必要な思考力や分析力の向上に一定の効果があったことがうかがえます。
今後に向けて
本取組は、高校における課題研究の充実を支援するとともに、金沢工業大学が有するPBL教育やAI活用、工学分野の知見を地域に還元する機会となりました。
今後も地域の高校と連携しながら、生徒の主体的・探究的な学びを支援し、高大連携および高大接続のさらなる充実を図ってまいります。




