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【欧州で注目が高まるFRP筋】
ICCがEuropean Rebar Councilのパートナーに

2026/4/22 NEW

学校法人金沢工業大学 革新複合材料研究開発センター(所長:鵜澤潔 以下ICC)は、2026年4月20日、ベルギーのブルッセルにあるEuropean Rebar Council(欧州鉄筋評議会 以下 ERC)のパートナーとなりました。

ERCは、欧州複合材料産業協会(EuCIA:European Composites Industry Association)傘下の部門別連合として2025年に設立されました。コンクリート構造物用のFRP筋の標準化と技術開発を支援するために設立された組織です。このたびのパートナーシップの構築は、FRP※筋普及に向けた世界的な機運の高まりを示すものとなります。

※FRP: Fiber Reinforced Plastic。ガラス繊維や炭素繊維を強化材として使用した複合材料

ICCは、日本を代表する複合材料イノベーション拠点の一つです。材料開発、製造プロセスから構造評価・エンジニアリングに至るまで、複合材料プロセスの全工程を網羅した研究開発、教育、産業連携を行っています。

特にICCは、幅広いインフラ用途に対応可能なロッド製造向けの高速引抜(プルトルージョン)プロセスの開発を積極的に進めており、これらの技術開発の方向は、建設分野におけるFRP筋の利用促進を使命とするERCの活動と符合しています。

本パートナーシップは、ERCのネットワークをアジア太平洋地域へと拡大する重要な一歩であると同時に、従来の鋼製鉄筋に代わる、耐久性・耐腐食性に優れた材料としてのFRP筋が国際的に高く評価されつつあることを反映しています。

ICC 鵜澤潔所長のコメント

このたび、ERCのパートナーとして参画できることを大変うれしく思います。ICCは、複合材料研究とそのインフラ・建設分野への実用化を推進することに注力しています。ERCとの協力を通じて、この分野での活動をさらに強化するとともに、日本と欧州の研究コミュニティを結ぶ重要な架け橋を築いていきたいと考えています。

ERC クリス・スキナー議長のコメント

ICCをERCのパートナーとして心より歓迎します。日本は材料イノベーションにおいて非常に強固な文化を持っています。複合材料研究、製造プロセス、産業連携におけるICCの専門性は、私たちのネットワークにとって極めて価値の高いものです。このパートナーシップは、GFRP筋の世界的な普及を加速するという共通の目標を力強く後押ししてくれるでしょう。

European Rebar Council(欧州鉄筋評議会)について

ERCは、コンクリート補強材としての繊維強化ポリマー(FRP)筋の普及を推進する欧州の代表的な団体です。

持続可能で高性能なソリューションとしてのFRP筋の利用促進を目的に、製造業者、研究者、技術者、教育・研究機関を結集し、規格整備、知識共有、市場開拓を欧州内外で進めています。

Webサイト:https://europeanrebarcouncil.eu/

学校法人金沢工業大学 複合材料研究開発センター(ICC)について

金沢工業大学(KIT)は石川県に位置する私立大学。その中核研究拠点である革新的複合材料研究開発センター(ICC)は、日本最大級の複合材料イノベーションプラットフォームの一つとして、研究開発、教育、国際的な産業連携を積極的に展開しています。

Webサイト:http://www.icc-kit.jp/