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【オープンデータ活用コンテスト「アーバンデータチャレンジ2025」一般部門で銀賞】データサイエンス系課外活動プロジェクト「Data Dreamers」が「遊び」を通して地域理解を促進するWebアプリで

2026/4/7 NEW

2026年2月21日(土)、東京大学駒場リサーチキャンパス An棟2階 コンベンションホールで開催された「アーバンデータチャレンジ2025」公開最終審査会(オンライン併用のハイブリッド形式)において、金沢工業大学のデータサイエンス系課外活動プロジェクト「Data Dreamers」(チーム金工大)が出展した作品「クイズでつなぐ石川のまち」が【一般部門・銀賞】を受賞しました。

メンバーは左から、<br class="hidden-sp">二木琳功さん(情報デザイン学部 環境デザイン創成学科2年)、<br class="hidden-sp">小島慎司さん(工学部 情報工学科3年)、<br class="hidden-sp">有本偲生さん(大学院工学研究科 情報工学専攻 博士前期課程1年)、<br class="hidden-sp">牧柊汰さん(工学部 情報工学科3年)

授賞式の模様。「Data Dreamers」(チーム金工大)に銀賞の賞状が手渡された

授与された目録授与された賞状

アーバンデータチャレンジ2025とは

アーバンデータチャレンジ(UDC)は、一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会、東京大学生産技術研究所、東京大学空間情報科学研究センター、東京大学デジタル空間社会連携研究機構、アーバンデータチャレンジ2025実行委員会が主催する全国規模のオープンデータ活用コンテストです。

地域課題の解決につながるアプリケーション、データ、アイデア、アクティビティを募集し、

•【作品タイプ】

oアプリケーション
oデータ
oアイデア
oアクティビティ

•【作品テーマ(例)】

o道路・交通
oまちづくり・都市計画
o生活・文化・地域アーカイブ
o教育・政治
o防犯・防災 など

から選択して応募する形式をとっています。

2025年度は全国から169作品が寄せられ、一次審査を通過したファイナリスト20作品(一般部門15作品、ビジネス・プロフェッショナル部門5作品)が最終審査会にてプレゼンテーションを実施しました。審査は事前申込者によるオーディエンス投票も交えて行われ、一般部門では金賞1件、銀賞5件、銅賞9件が選出されました。

受賞作品「クイズでつなぐ石川のまち」について

Webアプリ 「クイズでつなぐ石川のまち」のUI

チーム金工大が開発した「クイズでつなぐ石川のまち」は、石川県内の公共施設や公園に関するオープンデータを活用し、クイズ形式で楽しみながら地域理解を深められるWebアプリです。本作品は、市民参加を通じて地域資源への関心を高めるとともに、自治体のデータ不足を補う仕組みを実現した点が評価され、アーバンデータチャレンジで銀賞を受賞しました。

開発の背景には、石川県に住んでいても、日常的に利用する場所以外の公共施設を十分に認知していないという課題がありました。全国的にも公共施設や公園の認知度・利用率が低下し、自治体が利用実態を把握するデータも限られている状況が指摘されています。そこで、開発チームは遊びとして親しまれている「早押しクイズ」に着目し、楽しみながら地域を知る導線をつくることを目指しました。

アプリの特徴として、最大4人で対戦できる「ランダムマッチ」や、一人で気軽に遊べる「チャレンジモード」を搭載。出題される問題は、石川県オープンデータカタログサイトに公開されている各市町の公共施設データ(施設名・緯度経度・施設種別・概要・バリアフリー情報など)をもとに自動生成され、約4000問に達します。これにチームが独自に作成した約700問が加わり、合計4700問以上の豊富な問題群が整備されています。データとして活用されているのは10ファイル以上の公共施設関連データで、地域の資源を多面的にクイズ化できる点が特徴です。

また、地図上で公共施設を一覧表示し、現地でチェックインするとスタンプを獲得できるマップ機能も備え、実際に足を運ぶ動機づけにもなっています。さらに利用者が気づいた公園や施設の損傷箇所を投稿できる機能も実装し、維持管理の参考情報として自治体に提供できる仕組みを整えています。自治体・管理者向けには、クイズ回答データをもとにした「認知率」の可視化や、チェックイン履歴を基にした年代別の「利用傾向分析」機能を搭載し、CSV形式での二次利用にも対応しています。

今後は、自治体が正式にアカウント申請できる仕組みの整備や、Web版を基盤としたiOS・Androidアプリ化を進め、GPS連携や通知機能を活かしたより高度な体験を提供する予定です。

「クイズでつなぐ石川のまち」は、遊びを通して地域を知り、市民の行動データを自治体の資源管理に生かす新しい市民参加型プラットフォームとして大きな可能性を持つ作品です。

関連リンク

アーバンデータチャレンジ2025 ファイナル審査結果

アーバンデータチャレンジ公式サイト

Data Dreamers の活動

「Data Dreamers」は、金沢工業大学の学生によるデータサイエンス系課外活動プロジェクト。
Data Dreamersは、データサイエンティストの育成を目指して活動しています。
データサイエンスに関する勉強会やハンズオンイベントを開催し、データ分析技術の向上を図るとともに、実際のデータを用いたコンペティションに参加し、社会課題の解決に挑戦しています。

Data Dreamers WEBサイト

夢考房プロジェクト紹介「データサイエンス」

Data Dreamers X

(関連ニュース)

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