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【次世代のワイヤレス電力伝送技術の実用化に向け】
金沢工業大学 伊東健治教授と日清紡マイクロデバイス株式会社との共同研究成果が公開されました
金沢工業大学 工学部 電子情報システム工学科の伊東健治教授が取り組む、日清紡マイクロデバイス株式会社との共同研究について、このたび同社よりプレスリリースおよびWebコラムが公開されました。
本共同研究では、次世代のワイヤレス電力伝送(WPT: Wireless Power Transfer)技術の実用化に向け、受電器に不可欠な高効率整流ダイオードおよび整流器技術の開発を進めています。日清紡マイクロデバイス株式会社は、長年にわたりGaAs(ガリウムヒ素)を用いた高周波デバイスの開発を行っており、同社のデバイス技術と伊東研究室が培ってきた高周波整流器設計の知見を融合することで、新たな整流デバイスの創出を目指しています。

■ プレスリリースの主な内容
2026年3月10日、日清紡マイクロデバイス株式会社はマイクロ波WPT向け整流ダイオード「NT9000/NT9001/NT9002/NT9003」シリーズを発表しました。これらの製品は同社独自のGaAsプロセス技術により、**低順方向電圧(0.1V)と高DC耐圧(20V)**を両立し、高効率なWPT整流を可能にするものです。
本シリーズは、IoT機器向けの低電力整流から高出力クラスまで幅広く対応する構成となっており、将来の無線電力供給インフラを支える基盤技術として期待されています。
■ 連載コラム(Webコラム)での共同研究紹介
同社の公開した連載コラム(第6回)では、「真のワイヤレス社会」に向けた空間伝送型WPT技術が丁寧に解説され、その中で伊東研究室との共同研究についても紹介されています。
伊東研究室はこれまで、5.7GHz帯整流器で世界最高効率を達成するなど、高周波整流技術における顕著な実績を有しています。これらの研究成果が日清紡マイクロデバイスのGaAsデバイス開発と結びつくことで、より高性能な整流ダイオード実現に向けた共同開発が進められています。
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