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【赤坂教授が豊富な起業経験を持つ経営人材(CxO)候補に事業説明】
災害救助の未来を創るフェーズフリーなVTOL型ドローン、事業化にむけ加速

2025/12/2 NEW

災害現場を救い、物流課題に対するソリューションとしてのドローンが、事業化に向けて大きく動き出しました。

2025 年11月28日(金)、東京ミッドタウン八重洲カンファレンスにて、【注目の大学発スタートアップ】起業に向けた経営人材(CxO)マッチングイベント(主催:TeSH × 株式会社スタートアップクラス)が開催されました。

このイベントは、北陸発のスタートアップ創出を目指す「Tech Startup HOKURIKU(TeSH)」のステップ2採択者※を対象に、事業化を担う経営人材との出会いを促進するものです。 金沢工業大学からは、航空宇宙工学科の赤坂剛史教授が登壇。災害現場での迅速な救助活動を可能にするフェーズフリーな VTOL 型有翼電動ドローンの研究開発について熱いプレゼンテーションを行いました。

イベントには、豊富なスタートアップ経験や資金調達実績を持つ CxO(Chief x Officer)候補18名が参加。研究者ピッチや複数回のセッションを通じて、事業化に向けた活発な議論が展開されました。

「研究と経営の力を融合し、社会課題を解決する」――その第一歩がここから始まりました。

金沢工業大学では社会実装型教育研究を推進しています。そして「研究成果の社会への還元」という視点から、学内におけるディープテック系スタートアップ支援を積極的に推進しています。

今後、候補者との個別面談を経て、研究開発チームに経営人材が加わり、事業化に向けた取り組みが加速する予定です。

事業内容についてCxO(Chief x Officer)候補に説明する赤坂教授

CxO(Chief x Officer)候補とのセッションの様子(赤坂教授は写真右側)

※Tech Startup HOKURIKU ステップ2採択者(TeSHステップ2採択者)

科学技術振興機構(JST)大学発新産業創出基金事業 スタートアップ・エコシステム共創プログラムを委託されたTech Startup HOKURIKU(TeSH:テッシュ)では、北陸 3県の13大学、3 高専に所属する研究者に対し、GAP ファンド(大学の基礎研究と事業化の間にある”ギャップ”を埋めるために、 政府が大学や研究者に提供する資金)を通じた支援を行っています。

応用研究(用途仮説設計から概念実証フェーズ手前)を支援する「ステップ1」と、概念実証からスタートアップ組成までを支援する「ステップ2」からなり、赤坂教授は2024年度に「ステップ1」に、そして2025年度は「ステップ2」に採択されています。


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