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【毎日新聞科学面が「医療に生きるノーベル賞の成果」を特集】
ノーベル物理学賞受賞者・金沢工業大学客員教授のジョン・クラーク博士の研究成果から開発された医療機器とは?

2025/12/2 NEW

『毎日新聞』2025年12月1日朝刊 科学面「科学の森」で、今年度のノーベル物理学賞受賞者で、米カリフォルニア大学バークリー校名誉教授・金沢工業大学客員教授のジョン・クラーク博士の研究成果が生かされた「脳磁計」(MEG)が特集されました。

「脳磁計」には、ジョン・クラーク博士が量子力学を使い開発した超高感度磁気センサ「SQUID」(超電導量子干渉素子)が搭載されています。

脳が働くときには、ニューロンの樹状突起から細胞体をへて、軸索を通り、次の樹状突起へと微弱な電気信号が流れます。そして電流が流れると、この電流を取り巻くように、円形の磁界が発生します(右ねじの法則)。

「SQUID」は、この電気信号から生まれる地磁気の10億分の1という微弱な磁場を捉えることで、体を傷つけることなく高精度で脳の活動を時間の変化とともに捉えることができるため、「脳磁計」は、難治性てんかん等の診断や認知症の早期発見への応用研究などに用いられています。

『毎日新聞』2025年12月1日朝刊 p.7 科学面「科学の森」
医療に生きるノーベル賞の成果

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金沢工業大学の先端電子技術応用研究所では、この脳磁計や「SQUID」を搭載し非侵襲で脊髄の神経活動を可視化できる「脊磁計」などの開発に、産学連携で取り組んでいます。

(関連ページ)

【学長メッセージ】
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地磁気の10億分の1という極微弱な磁場を計測可能な高感度磁気センサで脳の神経生理学的機能を「見える化」。
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金沢工業大学 先端電子技術応用研究所