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【地域連携】
野々市市の小学生を対象に3Dモデル制作ワークショップを開催
2025年10月4日(土)、金沢工業大学 扇が丘キャンパスにて、小学生とその保護者を対象とした体験型学習イベント「カメリアキッズ」を開催しました。
このプログラムは、野々市市文化会館フォルテが市内の子供たちを対象に、情報通信機器の楽しい使い方講座や最新の科学技術に触れるものづくり体験などを実施する「カメリアキッズ」の一環として行われました。当日は親子8組が参加し、自治体と大学が協力し、最先端のICTを活用した「ものづくり」に触れる機会を提供しました。
当日は、環境土木工学科の中野一也教授(専門分野:空間情報工学)から著作権、撮影の原理、3Dモデルに関する説明が行われた後、「写真を使って3Dモデルをつくる」プログラムに挑戦しました。参加者は持参したスマートフォンやタブレットで好きな被写体を撮影し、専用ソフトで立体化しました。子供たちからは、「きれいにとれた」「思ったより難しかったけど、楽しい」「3Dの写真を撮るのが楽しかった」といった声があがり、いくつもの被写体の撮影を熱中して行いました。
後半のプログラムでは、3Dモデリングソフト「Tinkercad」を用いて、野々市市オリジナルキャラクター「のっティ」を親子で協力しながらデザインしました。パーツの位置や高さを調整し、自身で選択したイニシャルやオブジェクトを追加することで、独自の「のっティ」を作りました。参加者からは「自分でのっティをつくるのが楽しかった」という声が上がりました。
最後のプログラムでは、国土交通省が公開している都市3Dデータを操作し、街並みを自由に拡大・回転しながら眺める体験も行いました。普段見慣れた地域が立体的に再現されている様子に、子どもたちは「きれい」と目を輝かせ、まるでバーチャル探検をしているかのような雰囲気を楽しみました。ほかにも参加者からは、「地球を見るのが楽しかった」という声もあがりました。
当日のサポートを担当した学生スタッフにとっても、子どもたちに分かりやすく説明する経験は大きな学びとなり、互いに刺激を受け合う貴重な場となりました。
金沢工業大学では、今後も地域の子どもたちが科学や技術に親しみ、創造力を育むきっかけとなる活動を積極的に展開していきます。
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