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【飼育員の目線で3D動物にエサやり】
出原研究室が「バーチャル動物園」を制作。いしかわ動物園で体験会を開催しました
出原研究室が制作した「バーチャル飼育員体験」のデモ画像
(金沢工業大学感動デザイン工学研究所で撮影)
メディア情報学科 出原立子研究室(専門分野:メディアデザイン)では、MRゴーグルやタブレットを使って3Dの動物たちにエサやり体験ができる「バーチャル飼育員体験」を制作し、2024年11月23日(土)、24日(日)の2日間、いしかわ動物園の動物学習センターレクチャーホールで体験会を実施しました。
「バーチャル飼育員体験」は、AR(拡張現実)技術を応用したもので、MRゴーグルやタブレットを通して観ると、実空間上に3D画像のレッサーパンダやアシカが現れます。
「レッサーパンダにエサやり」では、実空間に仮想イメージのテーブルが現れ、その上にある赤色ボタンを押すとエサが皿に現れ、レッサーパンダにエサやりができます。また「アシカとトレーニング」では、アシカにエサをあげ、「拍手」「ハグ」「鳴く」の芸をさせるトレーニングができます。
さらに、参加者同士で体験を共有できるように、二人の参加者がそれぞれMRゴーグルをつけて餌やりの様子を一緒に見ることができたり、MRゴーグルをつけた人が見ている様子をタブレットで一緒に見ることができます。これによって、バーチャル飼育員体験の感動を共感できます。
出原研究室では当コンテンツを作成するにあたって、飼育員の頭に装着したカメラで撮影した動画データをもとにレッサーパンダやアシカを3D化。子供たちは飼育員になった気分でエサやりやトレーニングが体験できるコンテンツ制作を目指しました。
なお出原研究室ではAR技術による「バーチャル水族館」も、能登半島地震で被災したのとじま水族館の応援企画として、2024年7月6日(土)・7日(日)の2日間、いしかわ動物園で開催しています。
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