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新しい顧客価値を創造するノウハウを世界最高峰の研究開発機関の実践理論「イノベーション5つの原則」から学ぶSRI International認定ワークショップが始まる。最新の機器やツールを取り入れたDXコースも開催

金沢工業大学ではSRI International認定ワークショップ「2021 SRI's Introduction to Innovation(I2I) Workshop」を2022年3月7日(月)より、金沢工業大学の学部生・大学院生、国際高等専門学校の学生、ベトナムの越日工業大学の学生を対象に実施しています。スタンフォード大学(SRIインターナショナル)のイノベーション創出のノウハウを学ぶもので、3日間の参加で修了証が授与されます。

ワークショップは、さまざまな革新的イノベーションを創出してきた米国のSRIインターナショナルと金沢工業大学が共同で2014年度から毎年実施しているプログラムです。SRIインターナショナルはアメリカシリコンバレーで70年以上にわたり世界を変えるイノベーションを生みだしてきた国際的な研究開発機関です。コンピュータのマウスやインターネットのURL、iOS向けAIアシスタント「Siri」などを生み出しています。またSRIは侵襲性を最小限に抑えられる遠隔操作手術の先駆者としても知られ、ダ・ビンチ(da Vinci)サージカルシステムにはSRIの技術が使われています。

新しい顧客価値の創造(イノベーション)には手順・過程(プロセス)が存在します。ワークショップでは、市場ニーズをとらえ、顧客にとっての新しい価値を創出するために必要なノウハウを、SRIの実践理論「イノベーション5つの原則」から学びます。

今回のワークショップは3月7日(月)~9日(水)、3月10日(木)~12日(土)の日程で4コースが実施され、計40名が参加予定です(1クラスあたり3日間のプログラム)。チームは各学校の混成チームで構成されています。

2021年9月と同様に、金沢工業大学・国際高専の学生は対面・オンラインいずれかの方法で参加し、越日工業大学の学生はオンラインで参加します。また、DX(Digital Transformation)コースでは、最新の機器やツールを活用した取り組みも行われています。遠隔地同士の空間接続が可能な多地点等身大接続システム「smooth space」を使用し、離れた2拠点をつなぎ、あたかも1つの空間にいるようなコミュニケーションを実現しました。また、グループワークのパートでは、オンラインイベントツール「oVice」を使用し、まるで実空間で隣で話しているような感覚でのミーティングが可能となりました。

金沢工業大学では、今回のワークショップを通して、イノベーション力の養成を進めるとともに、ポストコロナ時代を見据えたDXを推進していきます。

※越日工業大学

越日工業大学は日本の先進的なカリキュラムを導入し、ベトナムと日本の企業ニーズに応える目的でベトナム・ホーチミン市に2015年10月に開学した大学です。開学にあたり、金沢工業大学のプロジェクトデザイン教育を導入しており、金沢工業大学においては初の「カリキュラムの輸出」事例となっています。また、金沢工業大学と越日工業大学の学生がペアを組み日本企業でインターンシップ行う「バディ制インターンシップ」も共同で行っています。

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