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大学院環境土木工学専攻の武藤あかねさんが土木学会全国大会で「優秀講演者」に選出

大学院生の武藤あかねさん(工学研究科環境土木工学専攻 博士前期課程2年、木村定雄研究室)が、9月9日~10日にオンラインで開催された令和3年度土木学会全国大会「第76回年次学術講演会」において、「優秀講演者」に選出されました。

この講演会は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、オンラインで開催され、全国から約1万人の土木工学に携わる技術者・研究者が参加し、3236編の講演がなされました。このうち、40歳以下の講演者に対して厳正なる審査が行われ、10月11日に学生や社会人を含む222名の優秀講演者が選ばれました。武藤さんの選定は、2020年度の保倉篤研究員に続き、本学としては2年連続の選定となりました。

武藤さんは、プロジェクトデザインⅢ(卒業研究)から継続して、日本ヒューム株式会社、株式会社デーロス・ジャパンとの産学協同研究に取り組んでおり、今回の講演はその成果のひとつとなります。

【講演題目】

壁高欄用充填モルタルの温度変化および経過時間がフレッシュ性状に及ぼす影響

【講演要旨】

道路橋の劣化損傷が進んでおり、早期あるいは緊急な措置が必要なものは少なくありません。効率的な道路橋の架け替えのため、プレキャスト製の床版と壁高欄をアンカー筋と無収縮モルタルの充填で接続する技術を開発していますが、実施工のためには、さまざまな条件下におけるモルタルの流動性状に及ぼす影響を把握する必要があります。今回の研究では、練混ぜ水量や環境温度の変化、経過時間が無収縮モルタルの流動性状に及ぼす影響について、室内実験を行い、その結果をまとめました。

武藤あかねさん(右)と指導教員の木村教授

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