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情報工学科の学生が、白峰地域で顔認証を使った「顔パス決済」の実証実験をベンチャー企業と実施。テクノロジーによる観光振興と地域活性化をめざして

情報工学科の学生3名が、株式会社スマートホテルソリューションズとの連携し、石川県白山市白峰地域で、街おこし実現に向けた実証実験を行っています。

この取り組みは、顔認証システムを使い、ホテル「白山苑」を拠点に周辺の観光施設や飲食店で顔パス決済(顔認証決済)を行えるようにするものです。訪問者は、拠点となる白山苑でのチェックイン時に、顔写真とクレジットカード情報を登録することで、キャッシュレスで周辺の各施設のサービスが受けられます。利用代金はチェックアウト時にまとめて後払いになります。8月21日(土)に実証実験をスタートし、2022年2月頃まで白山苑を含む5施設で実験が続けられます。実証実験は観光振興や地域活性化への効果の検証を目的としており、利用者の好みや購買傾向を分析し、観光ニーズの把握に役立てる予定です。

情報工学科4年次の鈴木大志さん、布谷和弥さん、福田一之さんは、株式会社スマートホテルソリューションズと協力し、観光振興・地域活性化を目的として、2020年より白峰地域に根ざしたアプリ開発などに携わってきました。今回の顔認証のソリューションにおいても開発を担当しています。また今後、白峰地域の地域住民とともに、テクノロジーと既存の文化を融合する社会を創っていくことを目的として、AR(拡張現実)の技術を使った文化発信も行っていく予定です。

8月21日には開発したARの実証実験も

システム開発の打ち合わせを行う学生ら(2020年9月)

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