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ミドリムシバイオ燃料を利用した大規模農業システム「アグレナ」を提案。「食×エネルギー」をテーマにした学生ビジネスアイデアコンテストで、経営情報学科2年生チームが優秀賞を受賞

経営情報学科2年次の保科洸成さんと堀凌人さんのチームが、学生ビジネスアイデアコンテスト「EMIRAビジコン2021エネルギーインカレ」で「優秀賞」を受賞しました。

「EMIRAビジコン2021エネルギーインカレ」は、東京電力(TEPCO)などが主催する「食×エネルギー」をテーマにしたコンテストで、私たちが生きていく上で欠かせない「食」の未来について、エネルギーの視点から挑戦するものです。2021年のコンテストでは、全国から182チームの応募がありました。そこから選抜された5チームが、2月27日にオンライン開催された最終選考会でプレゼンテーションを行ない、受賞者が決定しました。

保科さんと堀さんのチームが提案したアイデアは「大企業とESG投融資で食料不足を解決!! ミドリムシで動く農業機械『アグレナ!』」です。2人は、軽油と100%代替可能なバイオディーゼル燃料であるミドリムシに注目し、農業機械にバイオディーゼル燃料を使用することで、大規模かつカーボンニュートラルな農業を実現する方法論を提案しました。地元の金融関係者や農業法人への実際のインタビュー結果をふまえて、日本の低い食料自給率・エネルギー問題に関連させながら、大企業の農業への参入による大規模・効率化や、バイオ燃料を実際に使用するためのESG投融資の採用を盛り込み、実用性の高いビジネスアイデアを提案しました。また、大企業、ESG投融資、ミドリムシの3つの観点から日本の食料不足解決のための技術・資金調達方法について、本コンテストの評価項目である社会貢献度、実用性、市場成長性、独創性、食との関連性の5点を網羅して、発表を行ないました。

今回のコンテストの応募は、経営情報学科の授業「CRM(カスタマ・リレーションシップマネジメント)」(担当教員 松林賢司教授)の一環で行われたイノベーションワークショップで取り組んだものとなります。

リモートによる最終選考会で審査員より評価コメントをいただいている様子

参加チームと審査員の記念写真撮影

参加チームメンバーの保科さん(中)、堀さん(右)と松林教授

【関連リンク】

EMIRA2021最終選考結果

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