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情報工学科学生が情報処理学会第77回全国大会で大会奨励賞を受賞

情報処理学会第77回全国大会(2015年3月17日-19日,京都大学吉田キャンパス)にて、情報工学科の深沢知明さん(羽山研究室、発表当時:学部4年)の「Twitterデータを用いたテレビ番組のイベント検出に関する研究」が、大会奨励賞(旧学術奨励賞)(Best Paper Award for Young Researcher of IPSJ National Convention)を受賞しました。

 

大会奨励賞(旧学術奨励賞)は全国大会で講演された約1,400件の研究発表の中から優れた若手発表者に授与されるもので、今回は11件が表彰されました。

 


情報工学科4年深沢知明さん(右)と情報工学科4年の高島真之介さん(左)
撮影は2015年3月

 

 

深沢さんの研究は、Twitterデータを収集し、時系列でのTweetの頻度を解析することで、番組内の重要なシーンの時間帯と内容を高精度に検出しようとするもので、以下の改善手法を取り入れました。

 

(1)リツイート・リプライツイートを除去することで検索精度を高める

(2)頻出語を発信するユーザーのツイートを選出することで信頼性の高いツイートだけをイベント検出に利用

(3)時間系列におけるツイート頻度を偏差値化することで、ツイートの反応が鈍い番組に対しても一定数のイベントを検出

 

そして2014年に開催されたサッカーブラジルワールドカップの5試合におけるTwitterデータを収集し、ゴールシーン、シュートシーン、反則シーン、交代シーンに関してどれだけ高精度に検出できたか検証しました。

 

その結果、従来の手法よりも検出精度が高く、テレビ番組の主要なイベント検出に有効であることを明らかにしました。

 

発表内容はPDFでご覧になれます。

深沢知明,高島真之介,羽山徹彩
「Twitterデータを用いたテレビ番組のイベント検出に関する研究」

発表内容はこちら>>[PDF]

 

【情報処理学会大会奨励賞(旧学術奨励賞)について】
http://www.ipsj.or.jp/award/taikaisyorei.html

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