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【文系大学でも在学中の複数科目同時合格は難しい】
経営情報学科3年の宮下さんが税理士試験で2科目同時合格の快挙
経営情報学科3年の宮下晴希さん(経営情報学科 北川達也 研究室)が、国家資格である税理士試験において2科目に同時に合格しました。大学在学中に複数科目を突破するのは文系の大学でも難しく、同学科の学びと学生の努力が結実した快挙です。

税理士試験とは?
税理士試験は、税務・会計の専門家を目指すための国家試験で、全11科目のうち5科目に合格することで資格取得が可能です。科目は「簿記論」「財務諸表論」「法人税法」「所得税法」「消費税法」など、税務・会計に関する高度な知識と応用力を問う内容で構成されています。
試験は毎年8月に実施され、合格率は科目ごとに15%前後と非常に低く、難易度は国家資格の中でもトップクラス。特に大学生が挑戦する場合、専門学校生や社会人受験者と競うため、合格は容易ではありません。
今回の合格科目と背景
今回合格した学生は、簿記論と財務諸表論の2科目に同時合格。これらは税理士試験の必須科目でありながら、出題範囲が広く、計算力と理論力の両方が求められる難関です。
経営情報学科では、金融・経営・情報技術を融合した教育を行っており、学生はデータ分析やシステム設計の知識を学びつつ、金融科目の中で税務・会計の専門知識も深めています。今回の合格は、学科の教育方針と学生の努力が相乗効果を生んだ結果といえます。
宮下晴希さんのコメント
「2年の時に受けた授業で興味を持ち、受験を考えました。難易度は高かったですが、仲間と一緒に試験対策を行い、毎日8~9時間、勉強に打ち込みました。卒業後は税務系の大学院に進学し、税理士を目指します」
指導教員の北川達也 准教授のコメント
「簿記論・財務諸表論の同時合格おめでとうございます。大学での学びと難関試験の両立は簡単ではありませんが、日々の努力が見事に実を結びました。これまで本学科で培ってきたデータ分析や情報技術の知識も活かし、変化の速い時代に求められる新しい税理士として、依頼者に最適なアドバイスができる専門家へ成長していくことを期待しています。他の学生のみなさんにも、税理士試験に限らず、高い専門性の証明として、ぜひ難関の資格試験に挑戦していただきたいですね」

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