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【久恵柚希さん、新たな輸液パック解凍技術を提案し「特別賞」】
従来の湯煎法に比べて解凍時間を4分の1に短縮
金沢工業大学電気電子工学科4年の久恵柚希さん(藤田萩乃研究室)が、日本生物環境工学会※ 東海支部・北信越支部合同による2025年度総会・学生研究発表会で「特別賞」を受賞しました。
受賞テーマは「遠赤外線放射シートを利用した輸液パックの解凍方法の開発」。救急医療の現場では、凍結された輸液パックを迅速に解凍し、患者に提供することが求められます。従来の方法では30~37℃のぬるま湯で解凍するため時間がかかるという課題がありました。
久恵さんは、遠赤外線放射シートを活用した新しい解凍方法を提案しました。これは遠赤外線放射線塗料とアルミニウム、ポリエチレンの3層から構成されるもので、アルミパウチに黒塗料を塗ることで遠赤外線を効率よく吸収できます。
実験では、37℃までの解凍時間は従来の湯煎法に比べて4分の1に短縮したことが確認できました。救急現場での迅速な輸液提供に大きく貢献する可能性があります。
学部4年次での短期間にもかかわらず成果をあげた久恵さん。「今後は人工血液を用いた性能評価や、さらに効率的に温めるための塗料などの改良を検討したい」と話しています。
※日本生物環境工学会は農業工学を基板とした,農学,工学,生物学,栄養学を包含する学会です。


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