ニュース

NEWS

【⾦沢⼯業⼤学3年⽣チームが審査委員特別賞】
国内最⼤級のハッカソンイベント「JPHACKS2025」Award Day で

2025/11/13 NEW

開催12 年⽬となる国内最⼤級のハッカソンイベント「JPHACKS(ジャパンハックス)」の Award Day が、11 ⽉9 ⽇(⽇)、東京⼤学 伊藤国際ホールにて開催され、⾦沢⼯業⼤学から参加したチームWILDC@RD が作品名「4DX@HOME」にて、審査委員特別賞に⼊賞する快挙を達成しました。

作品名「4DX@HOME」にて審査委員特別賞を受賞したチームWILDC@RD。<br>写真左から 久⽶蒼輝さん(情報⼯学科)、並川天夢さん(メディア情報学科)、マルチェンコダニールさん(情報⼯学科)、松⽥彩成さん(情報⼯学科)

JPHACKS は、10⽉中旬に全国8拠点9会場にて、Hacking Day の実施が⾏われました。その⼀拠点が⾦沢⼯業⼤学 パフォーミングスタジオにて実施され、10 ⽉11 ⽇(⼟)、12 ⽇(⽇)の2日間にわたって、5チーム24名で競われました。結果としてAward Day進出プロダクトとしてチームWILDC@RDのプロダクト「4DX@HOME」が選ばれました。

その後、3 週間にわたり、情報⼯学科中沢実研究室の⼀⾓にて、中沢実教授の⽀援の元でプロダクトのブラッシュアップが進められて11⽉9⽇(⽇)に開催されたAward Day に臨みました。

3週間にわたり、情報⼯学科中沢実研究室の⼀⾓でプロダクトのブラッシュアップが⾏われた

プロダクト「4DX@HOME」の概要

AI動画解析による家庭⽤4DX システム
- 任意の動画を振動・光・⾵・⽔の物理効果で没⼊体験に変換

背景

スマートフォンでの動画視聴は、今や⽣活の⼀部となり、特に10〜20 代では1 ⽇6 時間以上視聴する⼈も少なくありません。こうした習慣の中で、場所や時間を問わず気軽に楽しめる⼀⽅、「慣れ」によって体験そのものへの満⾜度が薄れている傾向も⾒られます。

"感じる体験"への関⼼の⾼まり

映画館の4DX 上映が、通常より50%以上⾼い料⾦でも⽀持されているように、⼈々は映像を"⾒る"だけでなく"体感する"価値に強い関⼼を⽰しています。つまり、視聴そのものをより深く味わいたいという潜在的な欲求が存在しています。

家庭内エンタメの進化

世界の没⼊型エンターテインメント市場は年率20%を超える勢いで拡⼤しており、家庭での⾼品質な体験への投資も進んでいます。ドルビー社の調査では、77%の⼈がより良い⾳や映像のために追加料⾦を払うと回答しており、体験価値への⽀出意欲が⾼いことが分かります。こうした「慣れによる物⾜りなさ」と「より深く感じたい」という両⽅の気持ちに応えるため、「4DX@HOME」は⽣まれました。

Award Day の当⽇は、Pitch Time では会場の講堂にてプレゼンテーションを実施し、その後、EXPO(展⽰会)では、デモンストレーションを実施されました。プロダクト「4DX@HOME」は、会場内でもトップレベルの⼈気を得て、多くの来場者に体験をして頂き好評を得ました。その成果もあり、「審査委員特別賞」のみならず、⼆つのゴールドスポンサー企業(株式会社PLAY、株式会社東海理化)からの受賞と、⼀つのプラチナスポンサー企業(ULS コンサルティング株式会社)からの受賞も同時に受ける等、⼤きな反響を得る事ができました。

Pitch Time でのプレゼンテーションの様⼦

Pitch Time で⾏われたデモンストレーションの模様

EXPO(展⽰会)でのデモンストレーション。<br>プロダクト「4DX@HOME」は会場内でもトップレベルの⼈気を得た

受賞の瞬間

受賞後の記念撮影

プロダクトの「4DX@HOME」については、GitHub というソースコードを管理・共有するためのクラウドベースのプラットフォーム上で詳細を知る事ができます。

https://github.com/jphacks/kz_2504

(関連ページ)

JPHACKS(ジャパンハックス)2025 について

金沢工業大学研究室ガイド 情報理工学部 情報工学科 中沢実 研究室