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【自治体職員や技術者を対象に公開セミナー】
市町村の道路インフラ維持管理を効率化・高度化・戦略化するためのセミナー開催!

2025/11/5 NEW

北陸SIP※では、国家プロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP)の一環として、自治体職員や技術者を対象に、道路インフラの維持管理に関する最新技術と人材育成の取り組みを紹介するセミナーを開催します。

SIP スマートインフラの構築 サブ課題C

市町村の道路インフラの維持管理に対する
効率化・高度化・戦略化に関するセミナー

市民が安全で快適な生活を継続するためには、市町村の社会インフラの適切な維持管理は欠かせない。しかしながら、国や高速道路に比べて、市町村が管理する道路インフラ(橋梁、トンネル、舗装)の点検や措置の進捗は遅れている。この原因として、総論としては予算不足、技術不足、人材不足などが指摘されている。したがって、市町村に適するメンテナンス技術の効率化・高度化と共に、それらを活用した戦略的マネジメントを策定できる人材育成が望まれる。

戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の活動の一環として、北陸SIPは同地域(新潟県、富山県、石川県、福井県)の大学・高専が連携して、2014年から、維持管理に関する技術・仕組みの効率化・高度化に取り組んできた。特に2023年からは、市町村と共創しながら、ヒューマンリソースの活用に向けて研究開発しており、市町村の職員が、データ活用により、目の前の維持管理を工夫し、また中長期的な維持管理の戦略を立てられるスキルとマインドの醸成を推進している。

この度、北陸地方のみならず、全国の自治体の職員やコンサルタントの技術者等に、取組みを紹介するセミナーを開催します。是非、奮ってご参加をいただき、開発技術等を活用していただければ幸いです。

共催:北陸SIP、一般社団法人 石川県建設コンサルタント協会、北陸インフラメンテナンスフォーラム

後援:青い森の橋ネットワーク、石川県コンクリート診断士会、一般社団法人 建設コンサルタンツ協会、静岡コンクリート診断士会、土木学会 関東支部 栃木会、鳥取県コンクリート診断士会、富山県コンクリート診断士会、奈良県コンクリート診断士会、一般社団法人 日本非破壊検査工業会、福井県コンクリート診断士会 (五十音順)

開催日時:2026年1月9日(金)10:00~15:00

形式:ハイブリッド(対面、リアルタイムオンライン)、オンデマンド配信

会場:金沢商工会議所 1階 大ホール(石川県金沢市尾山町9-13)

参加費:無料

申込:以下の申込みフォームもしくは二次元コードからお申し込みください。

申込みフォーム

申込締切:【対面】2025年12月24日(水)正午[定員の200名に達した時点で締切ります]
【リアルタイムオンライン】2026年1月7日(水)正午
【オンデマンド配信】2026年3月31日(火)

1.プログラム(予定)

10:00 はじめに
a1:開会挨拶と北陸SIP趣旨説明 宮里心一(金沢工業大学)
a2:効率化・高度化・戦略化の捉え方 西田孝弘(静岡理工科大学)
a3:市町村の基礎データに基づく分類 山本知仁(金沢工業大学)
~質疑応答~
10:25 道路インフラ別の維持管理手法(その1)
b1:トンネル維持管理の効率化・高度化 水口尚司(エヌイーエス)
b2:自治体における舗装の最適な修繕計画の立案支援 高橋茂樹(金沢工業大学)
~質疑応答~
10:50 維持管理に役立つデータ活用
c1:仮想空間プラットフォーム 中津井邦喜、高地透、岡本萌(日本工営)
c2:効率化のためのデータ連携 山本知仁(金沢工業大学)
~質疑応答~
11:15 道路インフラ別の維持管理手法(その2)
d1:支承の維持管理 田中泰司(金沢工業大学)
d2:橋梁の供用可/不可評価 鈴木啓悟(福井大学)
d3:幅の長期監視システムと橋梁たわみ計測 菅沼久忠(TTES)
~質疑応答~
11:40 自治体職員向けの人材育成セット
e1:自学自習するオンデマンド教材 花岡大伸(金沢工業大学)
e2:短支間橋梁の終局耐力に関する体験講習会 栗橋祐介(金沢大学)
e3:グループで相互啓発するワークショップ 宮里心一、武市祥司(金沢工業大学)
~質疑応答~
休憩(対面参加で、無料の弁当配布を希望される方は、上述の申込URLにて選択ください)
13:10 維持管理優先順位付けのためのデータ
f1:交通ビッグデータを活用した橋梁の維持管理 寺山一輝(石川工業高等専門学校)
f2:橋梁維持管理優先度の検討のための迂回路距離マップ 井林康 (長岡工業高等専門学校)
~質疑応答~
13:30 道路インフラ別の維持管理手法(その3)
g1:構造物の維持管理のための飛来塩分の予測技術 中村文則(長岡技術科学大学)
g2:短支間RC橋を対象とした簡易補修と延命化措置 花岡大伸(金沢工業大学)
g3:小規模橋梁を対象としたタブレット点検 井林康 (長岡工業高等専門学校)
g4: AI診断による橋梁点検のDX推進 町口敦志(日本海コンサルタント)
g5:非破壊試験を活用した点検方法 内田慎哉(富山県立大学)
g6:短支間橋梁の健全度に応じた簡易的な管理フロー 伊藤始 (富山県立大学)
~質疑応答~
14:20 集約・撤去・廃道への取組み
h1:小規模橋梁を対象としたアセットマネジメントの現実的実践 平野綾子(アイ・エス・エス)
h2:トンネル運用廃止の考え方 水口尚司(エヌイーエス)
~質疑応答~
14:45 i:国際展開 西田孝弘(静岡理工科大学)
14:55 閉会挨拶 浦修造 (石川県建設コンサルタント協会)

(内容、順番および時間は、都合により変更することがありますので、あらかじめご了承ください。)

2.問合せ先

金沢工業大学 SIP事務局
E-mail:sip-contact-kit@mlist.kanazawa-it.ac.jp

3.CPDについて

建設コンサルタンツ協会 CPD受講証明を発行します。なお、WEB参加された方には、後日、メールにて送付させていただきます。

4.駐車場について

金沢商工会議所の地下駐車場を利用された場合、受付でお申し出ください。また、満車の場合には、近くのコインパーキングを利用してください。

※北陸SIPについて

内閣府が主導する科学技術イノベーション実現を目指す国家プロジェクト「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の取り組みのひとつ。北陸を中心とした9つの高等教育機関が連携して研究体制を構築。50年後のインフラ維持管理に向けた自治体職員の育成と簡易で効率的なシステムを北陸で先行開発。全国へと展開を目指しています。

報道関係者の皆様へ

当日、取材をご希望の方はメールもしくは二次元コードからお申し込みください。

学校法人金沢工業大学企画部広報課
電話:076-246-4784
メール:koho@kanazawa-it.ac.jp