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大学院生・宮崎剛弥さん(深見研究室)が 電気学会産業応用部門大会で「YPC 優秀論文発表賞」を受賞
大学院工学研究科博士前期課程電気電子工学専攻2年次・宮崎剛弥さん(深見正研究室)が8月19日(火)~8月21日(木)徳島大学 常三島キャンパス(徳島県徳島市南常三島町)で開催された電気学会産業応用部門大会において「ヤングエンジニアポスターコンペティション(YPC)優秀論文発表賞」を受賞しました。
電気学会産業応用部門大会は、全国の企業・大学の技術者・研究者ら1,000人以上が参加する大規模な学会であり、同大会では電気機器・パワーエレクトロニクス・制御などの基礎技術から産業・交通運輸・社会システム・家電などの広い応用分野に関する最新の研究成果が発表されています。
電気学会産業応用部門では、若手技術者の育成を目的に26歳以下の学生あるいは企業の若手技術者が行った研究発表に対して論文の書き方・論文の内容・ポスターの出来映え・説明の仕方・質疑応答の様子の5項目について審査を行い、全体の10パーセント程度の優秀な論文発表に対してYPC優秀論文発表賞を授与しています。
今回の大会では、YPCに対して全国の大学・高専・研究機関などから142件の発表があり,宮崎さんを含む14件が同賞を受賞しました。YPCは大会第1日目午後に行われ、翌日正午に大会ホームページにおいて審査結果が発表されました。
発表内容
論文題目:二重励磁式可変磁束PMモータの改良
著 者:
・宮崎剛弥(大学院博士前期課程2年)
・満田宇宙(三菱電機(株)先端技術総合研究所)
・深見正教授(工学部電気エネルギーシステム工学科)
・小山正人教授(産学連携室)
・十時詠吾(三菱電機(株)先端技術総合研究所)
発表概要:
磁極から発生する磁束を自在に変化させることで、電気自動車・ハイブリッド自動車・空調機などを高効率駆動する新たなモータ構造を提案し、シミュレーションと実験によりその有効性を検証したものです。
本研究は学部4年次のPDⅢからの取り組みであり、その努力が実を結んだものと言えます。また、他大学などでは学生がモータを一から設計し、自作しているところはほとんどなく、この点でも高く評価されたものと考えられます。
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