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【革新的な技術開発とその社会実装を目指す】
日独共同によるリサイクル炭素繊維複合材料の研究開発拠点を、金沢工業大学革新複合材料研究開発センター内に整備
金沢工業大学革新複合材料研究開発センター(ICC)では、ドイツ最大の応用研究機関Fraunhofer IGCVとの共同による新たな研究開発拠点として「FIP-MIRAI@ICC」をセンター内に設置し、リサイクル炭素繊維複合材料の研究開発・技術移転・事業化を推進しています。
金沢工業大学革新複合材料研究開発センター(ICC)は2014年6月に開所し、炭素繊維複合材料に関する産学官連携によるオープンイノベーションの場として今年で11年目を迎えます。
2023年7月には、国立研究開発法人 産業技術総合研究所が企業ニーズを核に地域大学等の研究シーズを用いて共同研究等を実施する連携拠点として、国内で初めて革新複合材料研究開発センター内に「金沢工大・産総研 先端複合材料 ブリッジ・イノベーション・ラボラトリ(金沢工大・産総研BIL)」を設置。産業技術総合研究所と金沢工業大学が持つ材料開発の強みを活かし、カーボンニュートラルに向けた天然素材複合材料の研究開発を行うとともに、地元企業との共同研究を推進することで、地元企業の事業化を支援し、新産業創出・地域経済の活性化・社会課題解決を目指しています。
そしてこの度、欧州最大の研究機関であるフラウンホーファーの研究機関のひとつで、炭素繊維のリサイクルで強みを持つFraunhofer IGCVと連携し、「FIP-MIRAI@ICC」をセンター内に設立しました。
「FIP-MIRAI@ICC」では、研究・開発・実証・事業化支援を一体的に行う「Under-one-roof」型の国際共同拠点として、リサイクル炭素繊維分野の革新的な技術開発とその社会実装に取り組んでまいります。
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