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【きっかけは地域力創造を目的とする金沢市の大学連携事業】
学生プロジェクトが額サマーフェスティバルむけに「額」一文字の大型オブジェと仮設休憩所を製作・設置
金沢工業大学の学生プロジェクトが額サマーフェスティバルむけに「額」(ぬか)一文字の大型オブジェと仮設休憩所を製作し、8月23日(土)に開催された、フェスティバル会場内に設置されました。
【額プロジェクト発足の経緯】
金沢市では大学連携事業として「地域力創造プロジェクト」を実施。学生がまちづくりに関わることによる地域の活性化や、学生自身が活動を通じて地域に愛着を持つことを目的に、大学と連携し、まちづくりや地域の活性化に関する実践型の授業を開講しています。
金沢工業大学ではこの事業の一環で、令和5年度よりプロジェクトデザイン基礎教育課程リベラルアーツ系科目として「金沢まちづくり」が開講されています。
令和6年度は、額振興会から提案された、額サマーフェスティバルを通した関係人口の増加をテーマに取り組みました。
額振興会は金沢市額地区の商工業の発展と住民の親睦、地域の活性化を目的に1988年に発足。1989年に第1回「国際サマーフェスティバルin額」を開催して以来、額サマーフェスティバルは毎年1万人が来場する夏の恒例イベントとして定着しています。当サマーフェスティバルは「地域住民の交流」「子どもたちの思い出づくり」の貴重な機会であり、コミュニティ醸成に欠かせないイベントとして位置づけられています。
授業後に、額振興会から学生が発表した事業内容をぜひ実施してもらいたいとの提案を受け、手を挙げた受講生と令和5年度履修生であったSA(スチューデント・アシスタント)により、額プロジェクトが結成されました。
額プロジェクトのメンバーは以下の9名です。
須藤 拓海さん(情報工学科2年)
高田 瑠葵さん(建築学科2年)
福島 初菜さん(建築学科2年)
社本 直樹さん(電気電子工学科3年)
小林 晴斗さん(情報工学科3年)
町川 拓万さん(建築学科3年)
峰尾 俊汰さん(建築学科3年)
浜中 勇哉さん(情報工学科4年)
黒瀬 慈礼さん(情報工学科4年)
プロジェクトは夢考房短期プロジェクトとして活動し、夢考房の技師の指導のもとでオブジェと仮設休憩所の製作に取り組みました。
「額サマーフェスティバル2025」開催当日、村山 卓・金沢市長は開会の挨拶の中で、
昨年から金沢工業大学にプロジェクト型授業として額に入っていただいています。昨年行われた額フェスティバルのアンケート調査や自分たちで感じたことをもとに、今年の3月、「額」のオブジェをつくるべきと、フェスティバルの分析結果としてお話をいただき、実現したものです。
ぜひこのオブジェをご覧いただき、額に愛着を持っていただけたらと思います。
と述べました。
またプロジェクト学生に対する感謝状授与式が特設ステージで行われ、上田 雅大・額振興会会長から「額振興会のまちづくりプロジェクトにおいて、斬新なアイデアと行動力で額フェスティバルの成功に大きな成果をもたらし、地域に新たな活気を与えてくれました。ここにこの功績をたたえ、心より感謝の意を表します」と学生ひとりひとりに感謝状が手渡されました。
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