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【まちの物語としての建築展】
建築学部 竹内研究室が自主企画で開催。扇が丘キャンパス27号館1階「Eagle Gallery」で7月15日(火)から7月31日(木)まで

建築学部 竹内申一研究室では、「まちの物語としての建築」展2025を、7月15日(火)から7月31日(木)まで。扇が丘キャンパス27号館1階「Eagle Gallery」で開催しています。

当展示会は竹内研究室のゼミ課題の成果物を展示したもので、「3か月間頑張ってきた成果を多くの人達に見て欲しい」という思いから、研究室の学生による自主企画により、このたび初めて実現しました。

研究室の学生たちの建築作品をぜひお楽しみください。

展示会ポスター(PDFでご覧いただけます)

「まちの物語としての建築」は 2022 年度から竹内研究室で行われているゼミ課題。3人1組で行うグループ設計活動です。2025年度は7月3日(木)5限にオープンゼミという形で成果発表会を実施。4つのグループがそれぞれ「まちの物語としての建築」について考え、議論し合い、模型、紙面、パース、CG などの成果物を作成しました。

竹内研究室4年生の長谷川航洋さんは「パースや模型などをしっかりと完成させて、見ていただけるようにしました。建築の魅力や希望を少しでも感じてもらえたらうれしいです」と話します。


「まちの物語としての建築」2025 年度ゼミ課題について

建築は特定の場所や地域に建ち、長い期間そこに存在することで様々な人々の営みの舞台となる。その場所や地域固有の出来事は、長い時間をかけてその他の出来事と結びついてゆき、ひとつながりの物語を形成するようになる。

物語は歴史とも言い換えられそうだが、そこには何か違いがある。歴史は過去を対象としているのに対して、物語は現在進行形のものであること。歴史は多くの人々の共有の上に成り立っているのに対して、物語は一部の人々の間や個人の中でも成り立つものであること。歴史は史実に基づく客観的なものであることに対して、物語は人々の主観的な解釈を許容するものであることなどなど。

歴史と物語の違いを考えながら、建築、場所、人、時間、記憶の関係を考え、建築をつくる根拠や建築をデザインする根拠を探りたい。建築を通して人々が物語を描いたり共有したりすることは、人々が当事者としてまちや建築に関わることを促すだろうし、人々が愛着をもってまちや建築を継承してゆくモチベーションを生み出すはずである。

・3 名のチームによってリサーチから最終プレゼンテーションまでを行う

・対象敷地:金沢市内 ( 旧城下町エリア ) を基本とするが、金沢市近郊も可とする

・プログラム:自由

最終提出物

パワーポイントと模型 + 図面等によるプレゼンテーション

タイトルとメンバー

「空間伝承」 稲葉悠翔・坂林真帆・村上直暉

「金沢譚」 池田怜広・角屋圭祐・長谷川航洋

「人情十景」 小林礼人・古川佳乃・本多生

「チラバルハレ」 相田大気・栢森美羽・前村白士

会場エントランス

会場正面

「空間伝承」 稲葉悠翔・坂林真帆・村上直暉

「金沢譚」 池田怜広・角屋圭祐・長谷川航洋

「人情十景」 小林礼人・古川佳乃・本多生

「チラバルハレ」 相田大気・栢森美羽・前村白士

7月3日に行われた成果発表会の模様

金沢工業大学27号館の場所について(Campus Guide2025より)

https://www.kanazawa-it.ac.jp/campus_guide/2025/campus_map/index.html


(関連ページ)

金沢工業大学研究室ガイド 建築学部 建築デザイン学科 竹内申一 研究室


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