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経営情報学科松林研究室とDK art caféプロジェクトが企画・運営した地方創生イベント「空海が見つけた見附島Ⅱ」が最先端の表現技術を使う作品や取り組みを表彰する「第7回羽倉賞」企業賞を受賞

最先端の表現技術が使われている作品や取り組みを表彰する「第7回羽倉賞」の受賞結果が発表され、金沢工業大学情報フロンティア学部経営情報学科の松林賢司研究室と地方創生・商店街活性化・DK art caféプロジェクトによる地方創生イベント「空海が見つけた見附島Ⅱ」が企業賞(フォーラムエイトDKFORUM賞)を受賞しました。表彰式は2023年11月10日、品川インターシティホールとオンラインで行われました。

羽倉賞は3D立体映像、ホログラフィ、VRなどの最先端表現技術の研究と普及に多大な功績を残した故羽倉弘之氏の功績を称え、表現技術の質を高め広い分野への普及に貢献するために、2017年、一般財団法人最先端表現技術利用推進協会により創設されました。

第7回羽倉賞は、2022 年 7 月 1 日から2023 年 6 月 30 日の間に行われた作品もしくは取り組みを対象に、羽倉賞 1 点、企業賞(フォーラムエイトDKFORUM賞) 1 点、優秀賞2点 、奨励賞3点が選ばれました。

このたび企業賞を受賞した「空海が見つけた見附島Ⅱ」は、松林研究室と学生プロジェクトの地方創生・商店街活性化・DK art caféプロジェクトがマーケティング研究の一環として企画・運営に取り組んだプロジェクションアート&ドローンショーイベントです。

【空海が見つけた見附島Ⅱについて】


作品は動画でご覧になれます。

「空海が見つけた見附島Ⅱ」は、空海が見つけた見附島実行委員会(委員長:金沢工業大学 松林賢司教授)が、2023年4月16日(日)に能登半島の珠洲市 見附島海岸で開催した地方創生イベントです。いしかわ百万石文化祭応援事業としてアナログとデジタルの融合をテーマに行われました。松林研究室と地方創生・商店街活性化・DK art caféプロジェクトの学生がイベントの企画・運営を担当し、アナログ芸術としての北陸地区の伝統芸能と、デジタル芸術としてプロジェクションマッピングとドローンを融合させたオリジナルプログラムを制作し、来場者約500名を前に発表しました。

当日は以下の内容で行われました。

<点灯式>

泉谷 満寿裕 珠洲市長と、本イベントの協賛企業である興能信用金庫の田代 克弘理事長、さくらホームグループの地渡政彦 代表取締役が点灯ボタンを押すと、石川県を代表する国際デジタルアーティストである長谷川章氏のプロジェクションマッピング・デジタル掛軸が見附島全体を包むように投影されました。

<見附島・空海伝説の紹介>

宝立小中学校・宝立町活性化プロジェクトを代表して宝立小中学校9年生の池崎さんと大畠さんがフリップボードを活用して、珠洲市・宝立町・見附島と空海との歴史的な関係をわかりやすく紹介しました。

<ドローンショー>

七尾市 妙観院の北原住職が唱える真言宗御経と法螺貝を合図に、珠洲御神事太鼓保存会(代表:行田哲氏)による御神事太鼓に合わせて、石川県発のスタートアップ企業である株式会社ドローンショー(社長:山本雄貴氏)の100台のドローンが離陸。自動制御された編隊飛行により、見附島上空に、直径60mもの加賀藩の紋章の梅鉢や、いしかわ百万石文化祭2023のロゴマーク、回転する球体や渦巻の立体造形を鮮やかに描き出しました。

<コンテンポラリーダンス「空海の喜び」>

石川県出身の宝栄美希氏のオリジナル振り付けと演出により、ダンサーの中山千穂氏がドローンを小道具として使用したコンテンポラリーダンスで空海伝説を再現。空海が探し求めていた開祖になるために必要な仏宝、五鈷杵を見附島付近で見つけた喜びを表現しました。

<アナログ伝統芸能>

福井県の三国節の唄・踊り・三味線を戸田弓子氏が、富山県のおわら節の唄・三味線を越中八尾おわら道場代表の庵進氏が、そしておわら節の踊りを珠洲おわら節保存会の皆さんが、プロジェクションマッピングに照らし出された見附島を背景に美しく披露しました。

<グランドフィナーレ>

見附島に咲く椿に因んだ「千年椿の愛」を能登在住のシンガーソングライター・椿れい氏が歌唱する中、企画・運営を担当した金沢工業大学の学生や運営スタッフ、出演者全員がステージに上がり、手を取り合って参加者の皆様に「ありがとう」の言葉と共に感謝の気持ちを伝えました。

松林研究室は「やってみる経営学」をキャッチフレーズに、今後もデジタルリソース等を活用した地方創生・研究活動に取り組む予定です。

【関連リンク】

第7回羽倉賞

金沢工業大学研究室ガイド 情報フロンティア学部 経営情報学科 松林賢司研究室

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