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「デザインとアート」を柱とした感性教育の拠点 「五十嵐威暢アーカイブ」オープン。5000点ものコレクションを活用し、学生の創造する力を引き出す活動を推進

金沢工業大学(石川県野々市市 学長 大澤敏)は、国際的にご活躍の彫刻家・グラフィックデザイナー五十嵐威暢氏(注1)からのご厚意によりご寄贈いただいた5000点もの作品や資料を所蔵する感性教育の拠点「五十嵐威暢アーカイブ(以下、五十嵐アーカイブ)」をライブラリ―センター内にオープンいたします。

金沢工業大学では、急速に変化する社会からの要請に応えるべく、これまで取り組んできたSTEM教育に「デザインとアート」を柱とした感性教育を融合すること、そしてその研究の充実と実践を行うことを目指しています。

五十嵐氏の多様な作品や関連資料を活用した独自の教育プログラムを通じて金沢工業大学の学生が独自の視点で世界を感受し、創造する力を引き出す活動を推進していきます。

また、「五十嵐アーカイブ」は街に開かれた学びの場所として一般の方々もご利用いただけます。

「五十嵐アーカイブ」では、主にリアルな展示を体感することで目と心を鍛え、想像力に磨きをかけます。開館記念展示では、「見る」というシンプルな行動に問いかける「見ているか?」を基調にした展示を行います。「見る」という行為から始まる思考や感情の動きを楽しみます。

開催期間中には、「五十嵐アーカイブ」の主任専門員 野見山桜学芸員によるガイドツアーや学長 大澤敏や外部講師による開館記念トークが予定されています。詳細はWEBサイトにて順次お知らせいたします。

五十嵐威暢アーカイブ:https://igarashiarchive.jp/

金沢工業大学では、「五十嵐アーカイブ」を拠点に展示や独自に打ち出す教育プログラムにより学生の自由な発想と豊かな感性を醸成します。

【注釈】

(注1)五十嵐威暢氏:

1944年北海道滝川市生まれ。1970年代から国際的なデザイナーとして活動したのち、90年代に彫刻家に転身。日常にアートという理念のもと国内外にパブリックアートとしての作品を数多く制作している。多摩美術大学の第9代学長を務め、現在は名誉教授。
金沢工業大学の学園章などを制作。1980年代初頭金沢工業大学のUI(ユニバーシティ・アイデンティティ)に取り組む。

開館記念展について

開館記念展示:見ているか?[第1期] ※入場無料

常設展示「Igarashi Takenobu デザインからアートまで」同時開催

令和5年11月1日(水)~令和6年4月30日(火) 10時~17時

休館日:年末年始(令和5年12月27日~令和6年1月5日)
展示入れ替え(令和6年2月5日)

「五十嵐アーカイブ」の開館を記念する展示は、今年度のテーマである「見ているか?」という問いを基調にしています。「見る」という行為によって沸き起こる、思考や感情の動きをおおいに楽しんでください。また、五十嵐氏の創作活動を紹介する常設展示では、デザイナー時代から彫刻家へ転身後までの代表作品を通じて、その多彩な創作活動を振り返ります。

五十嵐威暢アーカイブ 詳細資料[PDF]

開館記念展示 案内[PDF]

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