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【XR開発はコーオプ教育で初】
学生が社員として6か月間、企業で"XR(クロスリアリティ)開発"に従事。株式会社システムサポートが運営する「Microsoft Base Kanazawa」(金沢市)で
金沢工業大学では、「Society5.0」※をリードする人材育成を目指して、社会という実フィールドで学生が課題解決に産学連携で挑む「KITコーオプ教育プログラム」を国内に先駆けて2020年度より推進しています。
※「Society5.0」:サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会
このたび、「KITコーオプ教育プロクラム」の一環として、学生1名が9月から株式会社システムサポート(本社:石川県金沢市、代表取締役社長:小清水 良次)の社員として、金沢市内で同社が運営する「Microsoft Base Kanazawa」(金沢市本町2丁目15-1ポルテ金沢)にて6か月間、XR(クロスリアリティ)開発に取り組むことになりました。
XRとは、現実世界と仮想世界を融合して新しい体験を創造する技術の総称で、「VR(仮想現実)」、「AR(拡張現実)」、「MR(複合現実)」などが含まれます。
このたびの「KITコーオプ教育プロクラム」は、株式会社システムサポートとして初めての実施事例となるとともに、金沢工業大学においても「KITコーオプ教育プロクラム」で、学生がXR開発に取り組む初めての事例となります。
KITコーオプ教育プロクラム
金沢工業大学では、教育の主柱にある「プロジェクトデザイン教育」で学んだ問題発見解決の手法を活用して実社会のリアル課題の解決に活かす社会実装型の教育研究を進めています。
2019年度からはSociety5.0をリードする技術者の育成を目指し、問題発見解決にAIを活用できるよう、「AI基礎」、「ICT基礎」を開講。2020年度入学生から全学部・学科の必修科目としたほか、発展・応用系として「AIとビッグデータ」コース、「IoTとロボティクス」コース、「ICTと情報セキュリティ」コース の3コースを導入し、Society5.0で必要とされる高度な情報技術を身につける教育を全学的に展開しています。
「KITコーオプ教育プログラム」は、2020年度から開始した産学協同教育プログラムです。社会という実フィールドで、産学連携にてリアル課題の解決に取り組むことで、Society5.0で活躍できる人材輩出を目指します。
金沢工業大学大学院に進学予定の学部4年次もしくは金沢工業大学の大学院生が4か月から1年間という長期にわたって、企業の社員として給与を得ながら、自らが正課・正課外で身につけた専門分野に関する知識・スキルを活かして、企業での実践的な問題発見解決業務に従事。イノベーションの創出に取り組みます。
XR開発業務は、このたび株式会社システムサポートとの「KITコーオプ教育プロクラム」で初めて実施されるプログラムで、地方創生実現に向けたXR技術の研究と開発に取り組みます。
株式会社システムサポートでは本プログラムを通じてXRの技術者を早期育成することで、急成長分野における地域ビジネスの活性化や、優秀な学生(技術者)の活躍機会の創出・地域への定着促進を目指しています。
【KITコーオプ教育プログラムについて】