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環境土木工学科の宮里心一教授が「プレストレストコンクリート工学会賞 論文部門」を受賞。PC橋の腐食に対する電気化学的補修後の、19年目の長期効果を明らかにした研究が評価
公益社団法人プレストレストコンクリート工学会(PC工学会)の総会が5月26日(金)にアルカディア市ヶ谷(私学会館)で開催され、環境土木工学科の宮里心一教授らに「プレストレストコンクリート工学会賞 論文部門」が授与されました。
PC工学会は、1952年に七尾市で日本初のPC橋が架けられた6年後に、プレストレストコンクリート技術協会として設立されました。1989年からは、PCに関する学術と技術の進歩、発展に顕著な貢献をした論文を対象に、プレストレストコンクリート工学会賞 論文部門を授与してきました。今回の論文賞は2編が該当し、宮里教授と共著者による論文の受賞理由は、過酷な塩分環境下である北陸地方の海岸部に立地していたPC橋の腐食に対する電気化学的補修後の、19年目の長期効果を明らかにした点です。なお、金沢工業大学としては、環境土木工学科の田中泰司教授が2013年度に受賞して以来の快挙となります。
論文題目:脱塩後19年経過したPCT桁のかぶり部分の化学分析
著者:中村文香、正木守(株式会社富士ピー・エス)、七澤章(デンカ株式会社)、宮里心一
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