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地方創生・DK art caféプロジェクトが、従来廃棄されていた間引き椿花を活用したSDGs・椿シフォンケーキ「ちゅん」を商品化。粟貴章野々市市長に試食頂くとともに「花の緑のののいち椿まつり2023」で出店・販売

金沢工業大学のオナーズプログラム「地方創生・DK art café プロジェクト」のシフォンケーキタスクチームが、野々市市の手作りシフォンケーキ専門店「えんどころ」と「野々市椿館」と共創し、産官学協同で新商品・椿シフォンケーキ「ちゅん」を約半年の企画・開発期間を得て商品化しました。

チームメンバーは、地元・野々市市のリソースを活用したイノベーションとするため、野々市市の市花が椿であること、そして椿の花弁は食用できることに着目。開発初期の段階に「野々市椿館」の高見重任館長に相談したところ、椿館では椿の開花期間に一定の割合で間引きや折れた枝などの椿花を廃棄処分していることを聞きました。SDGsの観点から何かに活かせるのではないかとチームメンバーでディスカッション・フィールドワークを重ねた結果、野々市市のシフォンケーキ専門店「えんどころ」の協力を得てシフォンケーキに椿の花びらを練り込んだ椿シフォンケーキ「ちゅん」が誕生しました。花びらはメンバーが実際に椿館に赴き、高見館長の説明・指導を受けながら、廃棄処分される予定の椿の花びらを採取しました。椿の花びらを選別しながら、椿の種類や歴史を学び、椿について色々な方に知っていただきたいというタスクチーム全員の願いが本件イノベーションの成功に繋がりました。

3月15日には椿シフォンケーキ「ちゅん」のPRと野々市ブランド認定に向けて野々市市の粟貴章市長を表敬訪問。「ちゅん」を試食いただき、賞賛と激励をいただきました。また、3月17日~19日に開催されました「花と緑のののいち椿まつり2023」にも出店し、連日盛況で完売となりました。

今回開発した商品は、野々市市のPRに繋がる各種イベントや「えんどころ」にて定期的に販売します。プロジェクトは、今後も野々市と言えば「ちゅん」と言われるような地域創生ブランドになるよう改良を加え、多くの人に椿シフォンケーキを「ちゅん」知っていただき、野々市市のPRを目標にこれからも活動していく予定です。

今回のプロジェクトに関わった、地方創生・DK art café プロジェクトのメンバーは下記の通りです。

リーダー:メディア情報学科 大石爽太郎さん

担当教員:経営情報学科・松林賢司教授

シフォンケーキタスクチーム

チームリーダー:心理科学科 松井優佳さん

チームメンバー:心理科学科 松本桃佳さん、
メディア情報学科 山際慶太郎さん、宗廣友夕香さん、金子真麻さん、
経営情報学科 笹井千嘉さん

椿シフォンケーキ「ちゅん」

左から松林教授、大石リーダー、えんどころ・池田代表、松井タスクリーダー、粟市長、中村野々市市文化協会長、高見つばき館長

花と緑のののいち椿まつり2023への出店風景

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