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大学院高信頼ものづくり専攻と機械工学科の学生チームが「IHI/SAMPE Japan学生ブリッジコンテスト」で準優勝

大学院高信頼ものづくり専攻と機械工学科の学生5人チームが「IHI/SAMPE Japan学生ブリッジコンテスト」のカテゴリーGに参加し、準優勝を果たしました。

左より遠藤将輝さん、岩間良輔さん、田村峻也さん、天坂恒太さん、岩崎大輝さん

2022年10月21日(金)に東京ビッグサイトで開催された「IHI/SAMPE Japan学生ブリッジコンテスト」は、株式会社IHIと先端材料技術協会(SAMPE Japan)が主催するコンテストです。参加学生がCFRP(炭素繊維強化プラスチック)ブリッジの作製を通して、構造設計および成形方法などを工夫し、ものづくりの経験と設計能力を培うことを目的としています。CFRPブリッジの強度試験のほか、材料や製作方法・設計方針をプレゼンテーションし、順位を競う内容で、参加チームはCFRPブリッジを会場に持参。厳密な計量、採寸を経て、会場内の力学試験機により耐荷重試験を行います。

高信頼ものづくり専攻と機械工学科4年生で構成された学生5人によるチームは、798gの重量のCFRPブリッジを用意し、耐荷重が10,000lbf(約4.5ton)の「カテゴリーG」に参加しました。学生チームは規定荷重にわずかに届かず8,089lbfで破壊し、同カテゴリーにおいて2位となりました。同カテゴリーでは、東京大学、東京理科大学、日本大学5チーム、本学2チームの計9チームが参加し、優勝は東京大学で、最大荷重は11,298lbfでした。

今回準優勝した高信頼ものづくり専攻博士前期課程2年の岩崎大輝さん、岩間良輔さん、遠藤将輝さん、機械工学科4年の天坂恒太さん、田村峻也さん(リーダー)の5名は、いずれも複合材料の研究を行っている斉藤博嗣教授の研究室に所属しています。各自の研究テーマを通して培った数値シミュレーションや材料・構造設計、成形技術などの知識と経験に基づきブリッジを設計、作製しました。さらに今年度は「高信頼ものづくり専攻統合特論」を受講した中田政之教授の研究室所属の博士前期課程1年の学生2名と斉藤研究室所属の博士前期課程1年の学生1名、機械工学科4年生2名が別チームを構成。こちらは5位という成績を収めました。加えて、本学革新複合材料研究開発センター(ICC)の研究員による技術サポートを受けて複合材料の成形および加工を行いました。

残念ながら昨年度までの同カテゴリーにおける連続優勝は途切れましたが、本学からは今までにない人数の学生がコンテストに参加。ブリッジの設計について意見を交わし、互いに協力して製作を行ったことは、通常の授業では得難い大きな経験になりました。

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