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ロボティクス学科・出村公成教授らが執筆した「ROS2とPythonで作って学ぶAIロボット入門」が出版
ロボティクス学科・出村公成教授らが執筆した書籍「ROS2とPythonで作って学ぶAIロボット入門」が8月30日に講談社より出版されました。これは出村教授や立命館大学・萩原准教授、大阪電気通信大学・升谷教授、MyEdu人工知能ロボット研究センター・タン博士との共著で、高専生、大学生をはじめ新人やリスキリングが必要なエンジニアを対象にAIとロボット工学の融合分野であるAIロボット全般の基礎理論とそのプログラミングを学ぶことができます。
「ROS2とPythonで作って学ぶAIロボット入門」は、AIロボットの基礎理論を数式を交え幅広く説明しているほか、技術要素を俯瞰的に学習できることが特徴。さらにサポートで提供するDockerイメージを使うことで、開発環境の構築に余分な労力をかけることなく簡単に演習に取り組むことができます。また、主人公Yuが人類の危機を救うためにAIロボット「Happy mimi」を作るというストーリー仕立てで展開していくので、興味を持って読み進めることができます。
全7章から成る本書で出村教授は、第1章の「AIロボットをつくろう!」第2章「はじめてのROS2」、第4章「「ナビゲーション」、また、付録の「ローンチファイルの書き方」「アクション通信」などを執筆。AIロボットに初めてふれる方でも理解しやすいようイラストや図を交え説明、紙面もフルカラー印刷でとても見やすくなっています。ネットで購入できるほか、学内のKITブックセンターで販売しています。
東京大学・本郷書籍部にて左から出村教授、タン博士(ノートPC内)、升谷教授、萩原准教授。9月5日~9日に東京大学で「第40回日本ロボット学会学術講演会」が開催され、東京大学・本郷書籍部に本書が50冊山積みされました。人気の高さがうかがえます。
「ROS2とPythonで作って学ぶAIロボット入門」【主な内容】
第1章 AIロボットをつくろう!
第2章 はじめてのROS2
第3章 音声認識・合成
第4章 ナビゲーション
第5章 ビジョン
第6章 マニピュレーション
第7章 プランニング