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建築学科・宮下智裕研究室の大学院生が展示デザインを担当。 谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館で第5回企画展 「木で創る -その蓄積と展開-」が開催中

建築学科・宮下智裕研究室の大学院生が展示デザインを担当した、第5回企画展 「木で創る -その蓄積と展開-」が、谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館で11月27日(日)まで開催中です。

第5回企画展 「木で創る -その蓄積と展開-」は、日本の木使いの文化、ハイブリッド木材を使った新木造、重層的な「木の文化都市」になることを目指す金沢について考えるための展覧会です。

今回、この企画展の展示デザインを、建築学科・宮下教授の研究室の江戸公亮さん、小室泰斗さん、村西理子さん(大学院工学研究科 建築学専攻博士前期課程2年)、宮下教授が担当しました。水野一郎館長(金沢工業大学 教授)を含めた実行委員が展示物を決定したのち、2021年9月ころから学生らが展示プランづくりをスタート。壁面の掲示や模型などの展示物のレイアウトを含む、展示プラン全体をつくりあげました。江戸さん、小室さん、村西さん以外にも建築学科・宮下研究室の4年生の学生も展示制作に関わりました。

展示の特徴としては、木という存在を身近なものとして感じ取ってもらうような工夫を施してあり、木造技術の歴史を辿ってもらいながら、さらにこれからの木造の未来を想像できるような展示内容となっています。正面入り口に設置された、モザイク状の木のタイトルパネルは木の美しさを見ることのできるものに仕上がっており、学生らがアイデアを出して、さらに夢考房の協力を得て手作業で完成させたものになります。また、「日本各地域の杉板」のコーナーに展示された、吉野杉や秋田杉、立山杉など13枚の杉板は、学生らが展示のために全国から収集したものとなります。

また、普段は金沢工業大学のキャンパス内に展示している東大寺南大門の10分の1模型(部分)なども、企画展で特別に展示されています。

第5回企画展 「木で創る -その蓄積と展開-」は11月27日(日)まで開催しています。来場の際は、木の建築の魅力と可能性をご覧いただくとともに、学生がつくりあげた展示デザインについてもご注目ください。

学生が製作したタイトルパネル

学生らが収集した日本各地の杉板

東大寺南大門の10分の1模型(部分)

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
第5回企画展「木で創る」-その蓄積と展開-

会期:2022年6月25日(土)~11月27日(日)

会場:谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館

主催:谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館(公益財団法人金沢文化振興財団)

企画:「木で創る-その蓄積と展開-」実行委員会

宮下智裕(金沢工業大学教授)

山崎幹泰(金沢工業大学教授)

畝野裕司(金沢美術工芸大学教授)

水野一郎(谷口吉郎・吉生記念金沢建築館館長/金沢工業大学教授)

髙木愛子(谷口吉郎・吉生記念金沢建築館専門員)

協力:金沢工業大学/金沢美術工芸大学/株式会社中東

協賛:飛鳥住宅株式会社/宏州建設株式会社/清水建設株式会社/株式会社竹中工務店/株式会社玉家建設/株式会社中東/株式会社トーケン/ニューハウス工業株式会社/みづほ工業株式会社

監修:水野一郎(上掲)

企画構成:宮下智裕(上掲)/山崎幹泰(上掲)

展示デザイン:金沢工業大学 宮下智裕研究室(大学院生:江戸 公亮、小室 泰斗、村西 理子)

グラフィックデザイン:金沢美術工芸大学 畝野裕司研究室

企画展リンク:

https://kanazawa-museum.jp/architecture/exhibition/kikakuten.html#kikakuten4

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