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金沢工業大学大学院 建築学専攻の学生4人の共同作品「かけあいマチ」が 「第9回POLUS学生・建築デザインコンペティション」で 539点の応募作の頂点に立ち、最優秀賞を受賞

金沢工業大学大学院 建築学専攻の学生4人の共同作品「かけあいマチ」が、「第9回POLUS学生・建築デザインコンペティション」で539点の応募作の頂点に立ち、最優秀賞を受賞しました。企業が開催し、数百の作品が集まる全国規模のコンペティションで、金沢工業大学の学生が最優秀賞を受賞したのは今回が初めてのこととなります。

作品名:「かけあいマチ」

メンバー:竹中樹さん(大学院工学研究科 建築学専攻 博士前期課程2年)
永井博章さん(同2年)
相川京介さん(同1年)
長谷川武史さん(同1年)

第9回POLUS 学生・建築デザインコンペティションについて

この設計競技は、総合ハウスメーカーのPOLUS(ポラスグループ)が主催するもので、毎年全国から多くの学生が応募するメジャーなコンペティションのひとつです。2022年度のテーマは「終わらない家」で、終わらない、をデザインの前提に据えた時に見えてくる、これからの「家」や「街」の可能性や豊かさの提示が求められました。テーマに対して、539点の応募があり、一次審査を通過した5組がプレゼンテーションを行い、最優秀賞(1点)、優秀賞(1点)、入選(3点)が決定しました。

竹中さん、永井さん、相川さん、長谷川さんたちの共同作品は、二次審査へ進む5点に選出された後に、6月29日(水)にTKPガーデンシティPREMIUM大宮で開催された二次審査のプレゼンテーションに臨みました。審査では、委員長の西沢立衛氏、今井公太郎氏、原田真宏氏、中川エリカ氏などの著名建築家で構成された審査委員から高く評価され、優秀賞を受賞しました。コンペティションの様子は、以下から見ることができます。

URL:https://kenchiku.co.jp/polus/

共同作品「かけあいマチ」

竹中樹さん、永井博章さん、相川京介さん、長谷川武史さんの共同作品「かけあいマチ」では、自身と他者がかけあいを続けることで生まれる、どこまでが完成かわからない「終わらない家」を発想しました。最初に、敷地内の建物の設計と道路の設計を別の設計者が行い、建物に道路をかけあわせ変化させます。さらに、さまざまな設計者がそれぞれ建物を設計したのちに、建物同士の「かけあい」を行うことで、住人のふるまいの連鎖や、想定外の空間が発生します。結果としてどこまでが完成かわからない状態が生まれ、街全体に境界に対するおおらかさを与え、より住みやすい街が生まれることを示しました。

共同作品「かけあいマチ」

(左から)相川京介さん、永井博章さん、竹中樹さん、長谷川武史さん

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