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橋本和典教授の研究提案が「JAXA 航空イノベーションチャレンジ 2022 powered by DBJ」に採択

航空システム工学科・橋本和典教授の研究「適当な冗長性を持つ無人航空機のフライトコントロールシステム(FLCS)」が「JAXA 航空イノベーションチャレンジ2022 powered by DBJ」に採択されました。

「JAXA 航空イノベーションチャレンジ2022 powered by DBJ」は、宇宙航空研究開発機構・JAXAが、日本の航空産業・航空技術の競争力強化につながる技術やアイデアを広く募集したもの。今回は11件が採択され、そのうちの1件に、橋本教授の「適当な冗長性を持つ無人航空機のフライトコントロールシステム(FLCS)」が選ばれました。助成金100万円のほか、JAXAから研究開発に向けた技術的なアドバイス、株式会社日本政策投資銀行(DBJ)から社会実装や事業化に向けたアドバイスを受け、研究を推進します。また、2023年3月頃までフィージビリティスタディ期間を設け、成果報告会を行う予定です。

研究内容:適当な冗長性を持つ無人航空機のフライトコントロールシステム(FLCS)

※冗長性…システムに障害が発生した場合に備え、予備装置を配置し運用しておくこと

ドローンに代表される無人航空機は、近い将来、生活を支える輸送手段などで社会に貢献することが期待されています。しかし、現在実用されている無人航空機のフライトコントロールシステムの冗長化では、構成品ひとつが故障するだけで、機体が喪失する可能性がありました。そこで橋本教授は、モーターコントローラの入力を3チャンネルに構成、内部で信号選択を行うシステムを提案。回路が完成すれば、無人航空機の安全性が高まります。この3チャンネル構成はすでに有人航空機では実現されていますが、無人航空機では冗長性の向上が実現されておらず、新規性・革新性が必要となります。

生活を支える輸送手段などで社会貢献が期待される無人航空機

システムを3チャンネル構成とするための試行回路

「JAXA 航空イノベーションチャレンジ2022 powered by DBJ」の選考結果について

https://www.aero.jaxa.jp/public-invitation/challenge/2022-challenge-dbj_rep.html

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