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金沢工業大学Bus Stopプロジェクトが、「バスどこシステム」のアンドロイドアプリをリリース。「バスどこシステム」の操作がより容易に

金沢工業大学の「Bus Stop プロジェクト」が、コミュニティバス「のっティ」、シャトルバス「のんキー」の現在位置がわかる「バスどこシステム」のアンドロイドアプリを完成させ、7月15日(金)にアプリの配信を開始しました。現在のウエブ版に加え、アプリ版の完成・運用により、「バスどこシステム」の操作がより容易になります。

Bus Stop プロジェクト(リーダー:電気電子工学科2年 瀬川俊介さん、人数:金沢工業大学32名)の取り組み「ICT を活用したコミュニティバス等の情報発信」は、公益社団法人大学コンソーシアム石川が主催する事業のひとつである「令和4年度 地域課題研究ゼミナール支援事業」に採択されています。この事業の中で、野々市市から、ICTを活用したコミュニティバス等の情報発信に関する課題が提示され、今回のアンドロイドアプリのリリースに至りました。

アプリ版「バスどこシステム」では、野々市市内を走るバス「のっティ」4ルートと、シャトルバス「のんき―」の合計5ルートのリアルタイムの運行状況やバスの時刻表、バス停の位置を簡単な操作で確認できます。また、バスルート周辺の各種施設を表示できるようにしており、最寄りのバス停が視覚的に把握できます。

なお、これまでのウェブ版どおり、バスの現在位置を知ることで、遅延情報が視覚的に確認できますが、「西部ルート」での、リアルタイムでバスの混雑度確認はウェブ版のみとなります。

Google Playストアで「のっティバスどこ」と検索すると、アプリを検索しインストールすることができます。

アプリ画面 :バス位置表示 アプリ画面 :時刻表表示

QRコード

インストール画面


Bus Stop プロジェクトのこれまでの活動

金沢工業大学の学生プロジェクトのひとつ「Bus Stopプロジェクト」は、野々市市のコミュニティバス「のっティ」の現在位置がわかる「バスどこシステム」を開発し、野々市市の協力を得て2018年5月1日から実証実験を行っています。

2021年度は、第1弾として2021年6月25日に野々市市協力のもと、ののいちバス株式会社が運営するシャトルバス「のんキー」へも「バスどこシステム」を適用し、実証実験の範囲を拡大しました。

次に、第2弾として、野々市市民の要望にもとづき、主要施設(病院・図書館・市役所・高校・大学)の場所を表示し、最寄りのバス停との位置関係が一目でわかるようなウェブ画面へと更新しました。国政選挙や地方選挙の投票所の場所も2021年10月25日より表示できるようにしました。

2021年度の最後、第3弾として、「のっティ」のルートの中で、利用客が多い「西部ルート」において、2022年3月31日より、スマートフォンやパソコンから、リアルタイムでバスの混雑度が確認できるようにしました。これにより、バス利用者が、自宅にいながらにしてバス停に並ぶ前から混雑度がわかり、利用するバスを検討できるようになっています。

今後は、システムのサイズダウンによるコストダウンを図りながら、「西部ルート」以外のルートにも混雑度の表示を順次拡大していきます。また、野々市市のお店情報の提供や、iOS版のアプリの開発も計画中です。

利用者や関係者の声を聞きながら、これまでと同じように次々と新しいサービスの提供に取り組み、「バスどこシステム」の認知拡大を図るとともに、さらなる利便性や効率性を高めた最適なシステムの完成を目指していきます。

バスどこシステムの概要


「のっティ」や「のんキー」の車両にGPS機器を設置し、LoRa*、3G回線でサーバーに送られた位置情報をWebアプリケーションに表示するもので、スマートフォンやタブレット、PC等の端末で、バスの現在位置がリアルタイムで確認できます。

*LoRa:IoT(Internet of Things、モノのインターネット)向けの通信ネットワークに用いられている無線通信方式の一つ。「バスどこシステム」では国際高専独自 LoRa技術(特許出願済)でバス停間の通信を行っています。

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