金沢工業大学は、学内関係者を対象に「KIT-xRフェス」を6月28日（火）～30日（木）３日間にわたり開催。xRの体験会と、xRに取り組む研究室やプロジェクトの紹介が行われました。

「xR」（エックスアール）とは、VR（バーチャルリアリティ）、AR（拡張現実）、MR（複合現実）などの先端技術をまとめて表現する言葉です。金沢工業大学は、2021年に文部科学省のデジタル活用教育高度化事業「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」に採択されており、「時間と場所の制約を超えた学びの創出」を実現すべく、対面と遠隔の教育を融合する環境の構築を進めています。

今回の「KIT-xRフェス」は、その成果を体験できるもので、現実の世界にデジタル映像を重ねたMRピアノやVRチェアスキーのシミュレータ、夢考房における作業中のVR事故体験など、研究室やプロジェクトで行われているさまざまな活動が紹介され、多くの学生がデジタルを活用した最先端の技術にふれました。

KIT-xRフェス（VR・MRの体験会＆研究室・プロジェクト紹介）

日時：6月28日（火）　15:10-17:30

6月29日（水）　15:10-17:30

6月30日（木）　15:10-17:30

場所：金沢工業大学 扇が丘キャンパス　26号館　Challenge Lab

体験機種：Vive Focus/HTC Vive/Magic Leap/Oculus Quest/Hololens/ など

活動紹介：

ロボティクス学科 鈴木研究室／VRチェアスキー など

情報工学科 佐野研究室／ウェルネスVR/ARアプリ

メディア情報学科 出原研究室／MRピアノ など

建築学科 下川研究室／VR・MR建築体験

航空システム工学科／VR航空機体験

機械工学科 森本・林研究室／VR工作機械体験

夢考房／VR災害体験

産学連携プロジェクト／XRプロジェクト

＜メディア情報学科＞MRデバイス、PC、電子ピアノ、ネットワーク通信を組み合わせCGを生成することにより、現実空間と仮想イメージを融合して１台のピアノ（写真右）を演奏しているように。ピアノから発生する光が弦を叩く表現を強調している

＜建築学科＞学生たちが制作した建築作品をVRで体感。構造物の理解を深める

＜夢考房＞夢考房内で起こりうる作業中の事故をVRで再現。学生たちに注意喚起する