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国際交流イベント「JICA & EEC International Exchange Event」をオンラインで開催。環境土木工学科の宮里研究室の研修員が出身国の文化を紹介し、参加者と交流

JICA長期研修員を迎えての国際交流イベント「JICA & EEC International Exchange Event」を、2月5日(土)14時より、国際協力機構(JICA)北陸の主催、金沢工業大学基礎英語教育センターと野々市市国際友好親善協会の共催で開催しました。

イベントの参加者は、JICA北陸のウェブサイトやFacebook、金沢工業大学のポータルサイトや英語教育課程の授業内で募り、本学学生のほか、北海道、埼玉など北陸以外の地域やブータンからも参加があり、合計56人(発表者・関係者含む)が参加しました。当初は野々市市中央公民館で実施する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のためZoomによるオンラインでの開催となりました。

JICAでは毎年300人近い長期研修員を受け入れています。長期研修員は大学院の修士・博士課程に一年以上所属し、母国の発展に寄与するため高度な技術や知識を修得します。2021年度、本学では、Sherimbekova Akmaralさん(キルギス共和国)、Zulu Wanzi Alphacyさん(ザンビア)、Khalid Muhammad Afaqさん(パキスタン)の3人を、環境土木工学科の宮里心一教授の研究室で受け入れています。

今回の国際交流イベントは、JICA長期研修員受入事業とJICA長期研修員について市民に知ってもらい、それぞれの研修員の出身国の文化にふれ、相互理解を促進することを目的とし実施されました。イベント前半では、JICA北陸の野吾奈穂子さんよりJICA長期研修員受入事業とJICA長期研修員が本学に来た経緯について説明がありました。続いて、3人のJICA長期研修員が、それぞれの出身国について地理的な説明に加え、人口や公用語、文化や伝統行事、スポーツなどについて写真やビデオをまじえて発表しました。またイスラム圏の紹介や来日して驚いたこと・困ったことなどが会場で披露され、参加者の在住外国人への理解が深まりました。

質疑応答コーナーでは、参加者からの質問がZoomのチャットに投稿され、基礎英語教育センターの教員の通訳で会場に共有しました。質問では「ザンビアでは70以上の部族があるとのことでしたが、それぞれの部族はどのような違いがあるのですか」「お祈りの日はいつですか」「日本の生活はどうですか。ハラルフードは見つけるのが難しいのではないですか、特に石川では」「写真で示されていた伝統的な家は現存しますか」など、参加者が研修員の出身国やその文化にとても興味があることがうかがえる質問が多く出ました。

最後はJICA研修員3人がそれぞれのブレイクアウトルームで参加者と雑談・質問ができる時間が設けられました。また、事前に参加者へ郵送されたハラルのクッキーを手にしての記念撮影が行われました。

(左から)Zulu Wanzi Alphacyさん、Khalid Muhammad Afaqさん、Sherimbekova Akmaralさん、JICA北陸の野吾奈穂子さん

JICA研修員の3人とオンライン上で交流を行う参加者と学生たち

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