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新しい顧客価値を創造するノウハウを世界最高峰の研究開発機関の実践理論「イノベーション5つの原則」から学ぶSRI International認定ワークショップが始まる

金沢工業大学ではSRI International認定ワークショップ「2021 SRI's Introduction to Innovation(I2I) Workshop」を2021年9月6日(月)より、金沢工業大学の学部生・大学院生、国際高等専門学校の学生、ベトナムの越日工業大学の学生を対象に実施しています。スタンフォード大学(SRIインターナショナル)のイノベーション創出のノウハウを学ぶもので、3日間の参加で修了証が授与されます。

ワークショップは、さまざまな革新的イノベーションを創出してきた米国のSRIインターナショナルと金沢工業大学が共同で2014年度から毎年実施しているプログラムです。SRIインターナショナルはアメリカシリコンバレーで70年以上にわたり世界を変えるイノベーションを生みだしてきた国際的な研究開発機関です。コンピュータのマウスやインターネットのURL、iOS向けAIアシスタント「Siri」などを生み出しています。またSRIは侵襲性を最小限に抑えられる遠隔操作手術の先駆者としても知られ、ダ・ビンチ(da Vinci)サージカルシステムはSRIの技術が使われています。

新しい顧客価値の創造(イノベーション)には手順・過程(プロセス)が存在します。ワークショップでは、市場ニーズをとらえ、顧客にとっての新しい価値を創出するために必要なノウハウを、SRIの実践理論「イノベーション5つの原則」から学びます。

今回のワークショップは9月6日(月)~8日(水)、9月16日(木)~18日(土)の日程で実施され、計70名が参加予定です。ワークショップには日本語コースと英語コースがあります。チームは各学校の混成チームで構成されています。

2021年3月実施時は感染対策のためオンラインでの実施でしたが、今回は、金沢工業大学の学生は対面・オンラインいずれの方法でも参加可能です。また、遠隔で操作できるロボット「アバター」がワークショップで使用され、ファシリテータが遠隔で参加する試みが行われています。

また、ワークショップを運営するファシリテータを育成する研修も、9月8日(水)~11日(土)、9月14日(火)~15日(水)にSRIインターナショナルとオンラインで接続し実施されます。今回の参加者は6名で、現ファシリテータとあわせてファシリテータ数は計24名となる予定です。

※越日工業大学

越日工業大学は日本の先進的なカリキュラムを導入し、ベトナムと日本の企業ニーズに応える目的でベトナム・ホーチミン市に2015年10月に開学した大学です。開学にあたり、金沢工業大学のプロジェクトデザイン教育を導入しており、金沢工業大学においては初の「カリキュラムの輸出」事例となっています。また、金沢工業大学と越日工業大学の学生がペアを組み日本企業でインターンシップ行う「バディ制インターンシップ」も共同で行っています。

オンラインで越日工業大学の学生もワークショップに参加

ワークショップで使用された、遠隔操作ロボット「アバター」

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