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【産学協同研究の社会実装事例】
機械工学科杉本教授が産学連携により開発した二流体ノズルを搭載。デンプン汚れに抜群の効果を発揮する新型の学校給食用食器類洗浄システムが完成
工学部機械工学科 杉本康弘教授(流体工学、混相流)が総合厨房機器メーカーの株式会社中西製作所(大阪市生野区)との共同研究により開発した二流体ノズルを搭載した新型の学校給食用食器類洗浄システムがこのたび完成し、10月7日より、株式会社中西製作所にて受注受付が開始されました。
当洗浄システムは学校給食センター等の大量調理施設で使用されるもので、食器を浸漬し汚れを落としやすくする浸漬部と洗浄部で構成されます。
洗浄部には杉本教授が産学連携により開発した新型ノズルが搭載され、圧力の異なるポンプを組み合わせることで従来機と比べ噴射圧を約3倍に強化。これまで学校給食で課題になっていたデンプンの汚れに対する洗浄力が大幅に向上しました。
また従来機と比べ使用水量・蒸気使用量共に最大20%削減でき、給食用食器の漂白作業負担も大幅に軽減することが可能です。
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