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紙の原材料、セルロースナノファイバーを外板や構造材に実装した世界初のコンセプトカーを東京モーターショーに出展。影山裕史教授が副プロジェクトリーダーとして参画する環境省の国家プロジェクト「ナノセルロース・ヴィークル プロジェクト」

金沢工業大学大学院工学研究科高信頼ものづくり専攻の影山裕史(カゲヤマ ユウジ)教授が副プロジェクトリーダーとして参画する環境省の国家プロジェクト「ナノセルロース・ヴィークル プロジェクト(Nano Cellulose Vehicle Project)」(以下「NCVプロジェクト」)では、植物由来のセルロースナノファイバー(CNF)で外板や骨格部材を製作した世界初のナノセルロース・ヴィークルのコンセプトカーを東京モーターショー(東京ビッグサイト、10月24日~11月4日、一般公開は25日より)に出展しました。

セルロースナノファイバー(CNF)は木材などの植物等を原料とし、軽量でありながら高い強度や弾性率を持つ次世代素材です。

自動車へのCNFの社会実装は世界初の取り組みで、日本が世界に誇るフラッグシップ技術となります。自動車の大型部品を植物由来のセルロースナノファイバーに置き換えることで、軽量化による走行時の二酸化炭素排出が大幅に削減できるとともに、国内に豊富にある森林活用の活性化にもつながります。

影山裕史教授は副プロジェクトリーダーとして用途拡大の出口戦略を担うとともに、大型部品であるエンジンフード(ボンネット)や構造部材のフロアのCNFによる一体成形を担当しています。

コンセプトカーの概要は以下の特設サイトをご覧ください。

http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/ncv/

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