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令和2年度より小学校でプログラミングが必修化。情報工学科 河並研究室が産学共同で教材開発等開始。石川発「未来のトップクリエイター」誕生を目指す

令和2年度より小学校でプログラミングが必修化することに向けて、金沢工業大学工学部情報工学科 河並 崇准教授の研究室(専門 組込みシステム、IoT)と合同会社DMM.com(東京都港区)、一般社団法人FAP(石川県金沢市)の3者は、このたびSTEAM教育とプログラミングに関する教材開発について共同研究を始めることになりました(令和元年5月1日より)。

STEM教育はアメリカのオバマ政権以降本格化した教育手法です。子供の頃から「科学(Science)」、「技術(Technology)」、「工学(Engineering)」、「数学(Mathematics)」)をプログラミングとともに統合的に学習することで、創造力に優れた人材をより多く育成し、国際競争力の強化に結びつけることを目的としています。(「STEM」は後に「芸術(Art)」が加わり「STEAM」とも言われる)

研究チームでは、金沢工業大学やITビジネスプラザ武蔵を拠点として、小学生を主な対象としたプログラミング及びSTEAM教育の教材とカリキュラムの開発、プログラミング教室の開催や指導者の育成などを行い、石川発の「未来のトップクリエイター」の誕生を目指します。

【プログラミングで動くぬいぐるみを制作】

マイコンと光センサ、サーボモータを組み合わせて、明るさに合わせてぬいぐるみが動きます。

【本研究における3者の役割】

合同会社DMM.comは、運営する総合エンタテイメントサイトの中で展開する40以上のサービスに加え、プログラミングスクールなども含む様々な事業を手掛けています。本研究ではSTEAM教育に関する技術提供およびユーザーインターフェイスとユーザーエクスペリエンスの監修を行います。

一般社団法人FAPは幼児向けのIT教育に関するイベントの開催などを軸にしたコンサルティング事業を手掛けています。これまでの活動を通じて得られた様々なデータを提供します。

金沢工業大学工学部情報工学科の河並研究室は、これまで地域の子ども達に対してプログラミング教室を開催するなど大学の持つ知見を地域の子ども達に向けて還元する取り組みを多数行ってきた実績があります。本研究ではそこで得られたノウハウを活用し、STEAM教材及びカリキュラムの開発や指導者の育成を行う予定です。

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