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英語を使って地域社会の問題発見、解決に取り組む
金沢工業大学の特色あるプロジェクト型英語科目「イングリッシュセミナー」。
英語版献血パンフレットを石川県赤十字血液センターに提案

金沢工業大学では英語科目「イングリッシュセミナー」(1年次後学期開講科目)の授業の一環として、学生チームが英語版献血用パンフレットの制作に取り組み、1月28日(月)に扇が丘キャンパスで行われた学内献血の際に石川県赤十字血液センターに提案しました。

石川県赤十字血液センターでは、外国人の方にも献血活動により参加してもらえるよう活用を検討していく予定です。

金沢工業大学は学生が身の回りにある社会性のある研究課題を発見し、創り出した解決策を具体化し、実験、検証、評価していくプロジェクトデザイン教育を主軸に置いています。

この一環として英語教育課程では英語を使って地域社会の問題発見、解決に取り組む地域貢献型プロジェクトを正課(授業)に採り入れています。ユーザーの視点からプロダクトの創出を目指す「デザイン思考」を用い、野々市市の外国人住民へ英語でインタビューを実施。何が求められているのか問題点を定義し、ブレーンストーミングを通じてアイデアを創出します。生み出された解決策はプロトタイプとして具体化し、検証、評価し、発表するまでのプロセスを英語で実践します。

この中で、採血時に行われるレッグクロス運動の説明や献血後に配布される説明書の内容がわからないという課題が明確となったため、石川県献血センターと協働して、英語版パンフレットの制作に取り組むこととなりました。金沢工業大学は学友会学生健康委員会が中心となり年間10回程度、学内献血活動を行っています。県内で唯一、年間献血者数が1000人を超える献血協力団体で、今年度もすでに16年連続で1000人超えを達成しています。

金沢工業大学では「誰一人取り残さない世界」の実現に向けて国連全加盟国が達成を目指すSDGsを教育研究に取り入れています。英語教育課程では今後も身近な社会的課題と地球規模課題を同時に解決できるプロジェクトを英語で推進できる人材育成を目指して授業の充実を図っていく考えです。

【英語版献血パンフを制作した学生】

情報フロンティア学部心理科学科1年 仕平直子さん

工学部情報工学科1年 望月啓太さん

工学部情報工学科1年 平加拓豊さん

工学部情報工学科1年 廣瀬由和さん

学内献血に通訳ボランティアとして参加した学生たち(1月23日)

作成した英語版パンフを石川県赤十字献血センターに提案(1月28日)

英語版献血パンフを制作した学生

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