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点字ブロックでAIが音声案内。 プロトタイプの検証実験を金沢市と連携して実施。 障がい者や外国人、観光客に対して案内情報の提供が可能な システムの研究開発を目指す

金沢工業大学工学部情報工学科 松井くにお教授(専門:人工知能)の研究チームでは、AI技術を使った視覚障がい者向け歩行サポートシステムのプロトタイプの検証実験を2019年1月12日(土)13時から16時まで金沢駅東口地下広場で行います。


金沢市と金沢工業大学は2018年8月にAI技術地域展開検討会を設立し、同年10月には「市民生活へのAI等技術の実装」をプロジェクトの一つとして掲げる金沢市新産業創出ビジョンが策定されています。

今回の実験は、当プロジェクトが目指す「市民と観光客の利便性・回遊性の向上」の一環として行われるもので、既存の公共インフラである点字ブロックを音声案内に利用します。

被験者が身につけたカメラで歩道上のコード化された点字ブロックを読み取ると、被験者の状況に応じてAIが行き先や施設の情報を音声案内するもので、GPSでは困難な細かい精度での案内情報の提供が可能です。


1月12日(土)の実験では障がい者や健常者、外国人など約10名が参加予定。「北陸鉄道の北鉄金沢駅改札とJR金沢駅階段の間」と「駅から音楽堂方面」の2ルートで被験者による検証実験を行います。

研究チームでは被験者からヒアリングを行い、障がい者のみならず、外国人や観光客に対しても案内情報の提供を可能にするシステムの研究開発を目指します。


コード付き点字ブロックを使った音声案内のイメージ

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