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松林研究室が野々市市商工会から学生による野々市市事業者支援に関する共同研究を受託。若年者比率が高い野々市市の強みを生かした地元産業活性化に向けた施策の調査、研究を野々市市産業戦略会議とも連携して共同で推進

金沢工業大学 情報フロンティア学部・経営情報学科・松林賢司教授は、野々市市商工会(会長:魚住正栄氏)と共同で、野々市市の産業活性化に向けた地元大学生の活用による、①事業継承の円滑化、②地元商品、サービスの販路開拓とプロモーション、③若年者の地域内で起業、就業、雇用促進に関する企画・開発を野々市市産業戦略会議(議長:佛田利弘氏)とも連携して取り組むことに合意しました。

具体的には、松林研究室が提唱するマーケティング分野における学説の実用化に関する方法論であるマーケティングテクノロジーと専門分野である経営情報学に基づき全国的にも深刻な問題となっている、地域経済が抱える課題である事業継承問題(2017年の野々市市地域経済動向調査報告書では32%の野々市市事業者が将来的に廃業を検討していると回答)、販売不振、IT化の遅れ・時代の変化のスピードへの戸惑い等に対する解決策の一つとして3つの大学の所在地である野々市市の特性を生かして将来的に地元大学生と地元企業の産業活性化の交流共創拠点(仮称:野々市市商工会 学生部)を設置・運用することの有効性を調査研究します。大学からは課外活動として人材を、野々市市商工会や野々市産業戦略会議からは経営ノウハウ、地元企業とのマッチング情報等を提供、共有することにより、野々市市商工会の会員である野々市市事業者と実践的な人材、経営、販売、管理等に関する産学共同を実現することを目指します。

<野々市市商工会>

野々市市商工会は、「商工会法」に基づき設立された全国市町村にある1,660余の商工会の一員として、野々市市内の事業者が会員となり、ビジネス(事業者の経営支援)や地域社会の維持発展のために活動を行っている総合経済団体です。ビジネス(経営支援)では、経営相談に応じた専門家派遣/税務・記帳・社会保険・労働保険の指導と事務代行/公的(国・県・市)資金のあっせん/従業員や経営者のもしもに備えた共済制度/会員相互の人脈づくりを支援しています。

<野々市産業戦略会議>

野々市産業戦略会議は「野々市くらしとしごとを良くする会」として野々市市制発足時の2011年11月11日に野々市の暮らしと仕事を中核とした地域発展目指し、福祉や教育、文化や芸術等との連携した産業発展と生活向上を目的として設立されました。以来、産業発展、生活向上に資する事業の支援、情報誌の発行、人材の育成・教育・研修及び知識の提供、特産品や新たなサービスの提供、インターネット・IT関連事業、調査・研究並びに各種プロジェクトに取り組んでいます。

野々市市商工会と野々市産業戦略会議のメンバーの皆様

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