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金沢工業大学 Toiroプロジェクトの学生がDIYリノベーションによる個性的なオフィス空間をデザイン。小松電業所総務部オフィスリノベーション内覧会を11月14日(水)に開催

株式会社小松電業所(石川県小松市国府台5丁目20)の総務部オフィスのリノベーションを、金沢工業大学 Toiroプロジェクトの3年生14名(建築デザイン学科・建築学科)が、建設会社の株式会社寺田鉄工建設と共同で実施しました。施主である小松電業所が進める働き方改革の一環として、知的生産性の高いオフィス空間を実現するため、施主と建設会社と大学の三者の協力のもと、DIYリノベーションも含めた個性的なオフィス空間づくりにチャレンジしたものです。

この度、当工事が無事完了いたしましたので、成果披露の内覧会を11月14日(水)14時から開催します。施設見学のほか、学生達の取り組み内容の発表も予定しています。

【日時】11月14日(水)

14:00 内覧会開始

14:30~15:00 関係者挨拶、Toiroプロジェクト学生発表

16:00 内覧会終了

【会場】 石川県小松市国府台5丁目32-4

*内覧会は一般の方もご覧いただけます。

当プロジェクトの経緯

このプロジェクトがスタートしたきっかけは、本年3月に金沢工業大学で開催された「KIT-COC フォーラム2017 地域志向教育研究活動マッチング交流会」です。これに小松電業所スタッフが参加し、Toiroプロジェクトのプレゼンに興味を持たれ、プロジェクトのスタートに至りました。

■参加学生

建築デザイン学科 3年生

五十嵐直輝、越山春樹、似田貝章良、直井彩花、平田廉、宮下幸大、森田莉都、柳本紘基、山下楓茄

建築学科 3年生

小林光義、佐藤裕彰、武内章太郎、登内理哉、野村祐太

設計概要

設計は、学生14名が2班に分かれ、平面計画を含めたインテリアイメージを各1案提案する事からスタートしました。各班から提示されたコンセプトはそれぞれ「ゆるく繋がる」と「つくらずつくる」で、数回の打ち合わせ後に前者が採用されたものの、後者内のアイデアも随所で取り入れながら1つの計画案として形づくられていきました。オフィス内にはToiroの学生達によって制作された家具や小物が散りばめられています。学生のDIYならではの手作り感を含め、多様な木質の表情からはややバラバラな印象を受けるものの、それ故の楽しさに溢れています。

中でも、オフィス中央の三連戸は一際異彩を放っています。白山山頂の御前峰・大汝峰・剣ヶ峰をモチーフとしてデザインされ、カッティングマシンを使用して巨大な切り絵のごとく制作されたこのパーティションはこのオフィスのアイコンとして様々な作用をもたらすものと考えられます。

プロジェクト概要

工事名称:株式会社小松電業所第四工場 事務所改修工事

改修面積:385.52㎡(116.62坪)

改修対象:風除室、事務室、休憩スペース、応接室、セミナー室、倉庫、トイレ

施主:株式会社小松電業所

設計:金沢工業大学 Toiroプロジェクト3年生14名(基本設計)、同教授 下川雄一(アドバイザー)、株式会社寺田鉄工建設(実施設計)

施工:株式会社寺田鉄工建設

家具・間仕切戸制作:金沢工業大学 Toiroプロジェクト3年生14名

内覧会の日時と会場

【日時】2018年11月14日(水)14:00~16:00

【会場】石川県小松市国府台5丁目32-4(以下の地図でご確認ください)

金沢工業大学 Toiroプロジェクトについて

Toiroプロジェクトとは金沢工業大学で建築を学ぶ学生達によって2012年に組織された課外プロジェクト活動です。地域の様々な人・団体と連携し、家具や各種空間装置のデザインや制作を中心に、まちづくりイベント支援等も含めて活動しています。1年生の家具作りから始まり、2年生では主に野々市市カメリア祭りにおける空間演出を実施し、3年生以上はDIYリノベーションやまちづくりイベント支援等を行っています。

野々市市カメリア祭りでの子供達のための空間演出

野々市市富奥のマルシェイベンTOMICHEでの空間デザインと出店

野々市市本町2丁目の空き家を活用したコミュニティカフェDIYリノベーション

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