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夢考房 小型無人飛行機プロジェクトが「第14回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」に出場。自動操縦部門に出場したチームが3位に

夢考房小型無人飛行機プロジェクトが、9月28日(金)~30日(日)に大田区総合体育館で開催された「第14回全日本学生室内飛行ロボットコンテスト」に参加し、自動操縦部門に出場したチームが3位になりました。

今回の大会には、小型無人飛行機プロジェクトからは学生7名、2チームが参加。自動操縦部門に「八咫鳥(やたがらす)」が、一般部門には「ラプター」が出場しました。

9月29日に予選が行われ、自動操縦部門の「八咫鳥」、一般部門の「ラプター」ともこれを通過しました。

9月30日に行われた決勝で、「八咫鳥」は、予定していたミッション「救援物資輸送」「タイムトライアル」「水平旋回」「8の字飛行」は成功させました。しかしながら、「自動滑空およびオートオン」は手動となり未成功、「自動離陸および自動投下」については帰還時の「自動着陸」が残りのフライト時間が少なくなったため手動で着陸を行いました。結果、総合点2880点で自動操縦部門3位となりました。予選飛行中に大きく破損した主翼をチーム一丸で修復し今回の決勝に臨みましたが、一部のミッションがクリアできず、全ミッションのクリアは引き続き来年への課題となりました。

一般部門「ラプター」は、競技前半で滑走路にて車輪が破損、引き続きプロペラの破損で飛行不能となりました。なお総合780点で9位でした。今回の機体の得意としているミッション「無動力滑空」を決勝では披露することができず、残念な結果になりました。

全日本学生室内飛行ロボットコンテストについて

全日本学生室内飛行ロボットコンテストは、室内で飛行する航空機型ロボットによる競技です。自動操縦部門は、参加機体が滑走路から飛行を開始し、ミッションエリアにて「救援物資輸送」「タイムトライアル」「水平旋回」「8の字飛行」「自動滑空およびオートオン」「自動離着陸および自動投下」の6つのミッションを完了したのち、滑走路に帰還する競技です。一般部門は、参加機体が滑走路から飛行を開始し、ミッションエリアにて「メインミッション」「宙返り」「無動力滑空」「タイムトライアル」「投下救援物資回収」の5つのミッションを完了したのち、滑走路に帰還する競技です。いずれの部門も、時間内に複数のミッションを行い、機体の特性および装置の性能から総合点を競います。大会は一般社団法人日本航空宇宙学会が主催しています。

夢考房 小型無人飛行機プロジェクト

小型のラジコン飛行機の設計・製作を通して、飛行機に関する力学や制御、構造などの基礎知識や数値解析、加工などの技術を習得することを活動目的としています。工学部航空システム工学科を中心に学生が所属しており、授業で学んだ航空工学の知識を実践しています。求められる要件を満たす飛行機を設計・製作し、その性能評価を行う場所として、全日本飛行ロボットコンテストに毎年出場しています。2016年の「第12回全日本学生室内飛行ロボコン」、2017年の「第13回全日本学生室内飛行ロボコン」の自動操縦部門で2年連続して優勝していました。

【関連サイト】

全日本飛行ロボットコンテストWebサイト(http://indoor-flight.com/)

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