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さまざまな革新的イノベーションを生み出してきた米国研究開発機関のノウハウを学ぶ。SRIインターナショナル認定ワークショップを開催

SRIワークショップの模様(Challenge Lab)

金沢工業大学ではスタンフォード大学のイノベーション創出ノウハウを学ぶSRIインターナショナル認定ワークショップを9月3日(月)から9月14日(金)まで、金沢工業大学大学院生、学部生、国際高専4、5年生を対象に開催します。プログラムは2日間の日程で行われます。英語コースが2コースと日本語コースが4コースあり、あわせて95名の学生が参加を予定しています。


金沢工業大学は、世界で活躍するグローバル人材とは、未知なもの、多様な解があるものに果敢に挑戦し、多様な人達と新しい価値を生み出していく「イノベーション力」のある、自律した人材であると考えています。そしてイノベーションは、幸運やたった一人の天才の結果によるのではなく、持続的な改善や改良を組織的に行い、高い顧客価値の創造を継続的に追い求めた結果であると思っています。


SRIインターナショナル認定ワークショップは、さまざまな革新的イノベーションを創出してきた米国のSRIインターナショナルと金沢工業大学が共同で2014年度から毎年実施しているプログラムです。


SRIインターナショナル(SRI International)は、1946年、スタンフォード大学によりスタンフォード研究所(Stanford Research Institute)の名で設置された世界で最も大きな研究機関のひとつで、ざまざまな革新的イノベーションを生み出してきました(1975年にスタンフォード研究所からSRIインターナショナルへと名称を変更)。スタンフォード研究所在籍時代、ダグラス・エンゲルバートは世界で初めてコンピュータのマウスを開発、1968年に行ったハイパーテキストやリアルタイムテキスト編集、マルチウインドウなどの90分間のデモは世界に衝撃を与え、今日「the mother of all demos」と呼ばれています。SRIの遠隔制御ロボット手術システムは後に「da Vinci system」へと発展し、iOS向けAIアシスタント「Siri」はSRIの人工知能の研究から生み出されたものです。


SRIインターナショナルでは、こうした顧客価値の高いイノベーションを創出する実践理論を「イノベーション5つの原則」として体系化しています。


SRIインターナショナル認定ワークショップでは、市場ニーズをとらえ、顧客にとっての新しい価値を創造するためのノウハウを「イノベーション5つの原則」から学びます。参加者には修了証が授与され、履歴書に記載することで、就職活動にも役立ちます。社会に出ても個人では受講する機会がほぼ無い、貴重なワークショップとなっています。


SRIワークショップの模様(23号館1階コラボレーションスタジオ)

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