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メディア情報学科4年の近藤崇祥さんと福澤力也さんが「2018 PCカンファレンス」で学生論文賞を受賞。「双方向授業システムのグループ集計機能」に関する研究が評価される

 金沢工業大学メディア情報学科4年で鎌田研究室の近藤崇祥さんと福澤力也さんが、2018年8月24日(金)から26日(日)まで熊本大学黒髪キャンパスで開催された「2018 PCカンファレンス」で学生論文賞を受賞しました。


 「2018 PCカンファレンス」は約800名が参加。発表論文数は120本(口頭発表88本、ポスター32本)で、授賞数は最優秀論文賞1件、優秀論文賞3件、学生論文賞1件という狭き門でした。


授賞式には近藤さんが代表して出席

表彰状


(左)2018 PCカンファレンス実行委員長 安藤 新二教授(熊本大学)、(中央)近藤崇祥さん、(右)鎌田洋教授



【近藤、福澤さんの論文「双方向授業システムのグループ集計機能」の概要】

 授業では一人の教員と多数の学生という形態を持つ。教員が授業内容の理解度を把握する方法としてアンケートがあるが、時間と手間がかかり、1対多でのコミュニケーションを取ることは非常に難しい。従来の双方向システムとして教室全体をネットワーク化し、教員と学生がタブレットを用いて行う方法や、超小型端末のクリッカーを用いる方法があるが、投資コストが高くなる。また学生の携帯電話を用いる方法では、学生のパケット通信代を負担しなければいけないという問題点が指摘されている。


 鎌田研究室では色付き紙カードを用いた双方向授業システムの研究に取り組んできた。このシステムはカメラで撮影した色付き紙カードを認識し、集計した結果を学生に示すもので、教員が学生全体の理解度を把握することが可能で、また投資コストが安価という利点もある。一方、授業ではグループでの討論や活動をするケースがあり、グループ単位での回答傾向が把握できるようにすることが課題であった。

学生の色カードによる回答システム概念図

 近藤さんと福澤さんはこの課題を解決するために、画面内で指定した範囲内の色カードを集計することでグループ単位での回答を集計できるシステムを提案し、範囲の指定方法として、グループの範囲をマウスを使って矩形で指定する方法と、直線を引くことで画面を分割し、一度に複数の範囲を指定する方法という2種類の方法について検証を行った。グループ範囲を直線で指定する方法では、2台のカメラを使った画像でもグループ集計ができる方法を数式を使って提案した。

グループ範囲を矩形で指定する方法。班が多いと四角形を描く手間と時間が掛かる


 グループ範囲を直線で指定する方法


グループ範囲を直線で指定する方法(カメラ2台の場合)

 近藤さんと福澤さんは双方向授業システムの全般的な評価実験も実施。特にコミュニケーション関係での授業での評価が高く、教員からは「飽きさせない効果が高い」という評価を得ることができた。

 今後は直線でグループ指定を行い集計するシステムの開発に取り組んでいく考えである。


【受賞した近藤さん、福澤さんのコメント】

 本研究は、一斉授業のコミュニケーションを改善するために、教員の問いかけに対して学生が回答として挙げた色カードをWebカメラで捉えてパソコンでリアルタイム集計する簡便なシステムの機能に関するものです。本システムは当研究室で長年研究をしてきたもので、今まで研究成果を積み重ねてくださった研究室の方々に心より感謝いたします。今回発表した研究は、これまでになかったグループごとの集計機能に関するものであり、さらに活用用途を拡大することを目的にしたものです。今回の受賞を励みとして、一斉授業を円滑に運営するための一助となるために、今後も本システムの研究にさらに取り組んで参ります。


近藤さんと福澤さんの論文『双方向授業システムのグループ集計機能』(PDF)

 金沢工業大学メディア情報学科4年で鎌田研究室の近藤崇祥さんと福澤力也さんが、2018年8月24日(金)から26日(日)まで熊本大学黒髪キャンパスで開催された「2018 PCカンファレンス」で学生論文賞を受賞しました。


 「2018 PCカンファレンス」は約800名が参加。発表論文数は120本(口頭発表88本、ポスター32本)で、授賞数は最優秀論文賞1件、優秀論文賞3件、学生論文賞1件という狭き門でした。


授賞式には近藤さんが代表して出席

表彰状


(左)2018 PCカンファレンス実行委員長 安藤 新二教授(熊本大学)、(中央)近藤崇祥さん、(右)鎌田洋教授



【近藤、福澤さんの論文「双方向授業システムのグループ集計機能」の概要】

 授業では一人の教員と多数の学生という形態を持つ。教員が授業内容の理解度を把握する方法としてアンケートがあるが、時間と手間がかかり、1対多でのコミュニケーションを取ることは非常に難しい。従来の双方向システムとして教室全体をネットワーク化し、教員と学生がタブレットを用いて行う方法や、超小型端末のクリッカーを用いる方法があるが、投資コストが高くなる。また学生の携帯電話を用いる方法では、学生のパケット通信代を負担しなければいけないという問題点が指摘されている。


 鎌田研究室では色付き紙カードを用いた双方向授業システムの研究に取り組んできた。このシステムはカメラで撮影した色付き紙カードを認識し、集計した結果を学生に示すもので、教員が学生全体の理解度を把握することが可能で、また投資コストが安価という利点もある。一方、授業ではグループでの討論や活動をするケースがあり、グループ単位での回答傾向が把握できるようにすることが課題であった。

学生の色カードによる回答システム概念図

 近藤さんと福澤さんはこの課題を解決するために、画面内で指定した範囲内の色カードを集計することでグループ単位での回答を集計できるシステムを提案し、範囲の指定方法として、グループの範囲をマウスを使って矩形で指定する方法と、直線を引くことで画面を分割し、一度に複数の範囲を指定する方法という2種類の方法について検証を行った。グループ範囲を直線で指定する方法では、2台のカメラを使った画像でもグループ集計ができる方法を数式を使って提案した。

グループ範囲を矩形で指定する方法。班が多いと四角形を描く手間と時間が掛かる


 グループ範囲を直線で指定する方法


グループ範囲を直線で指定する方法(カメラ2台の場合)

 近藤さんと福澤さんは双方向授業システムの全般的な評価実験も実施。特にコミュニケーション関係での授業での評価が高く、教員からは「飽きさせない効果が高い」という評価を得ることができた。

 今後は直線でグループ指定を行い集計するシステムの開発に取り組んでいく考えである。


【受賞した近藤さん、福澤さんのコメント】

 本研究は、一斉授業のコミュニケーションを改善するために、教員の問いかけに対して学生が回答として挙げた色カードをWebカメラで捉えてパソコンでリアルタイム集計する簡便なシステムの機能に関するものです。本システムは当研究室で長年研究をしてきたもので、今まで研究成果を積み重ねてくださった研究室の方々に心より感謝いたします。今回発表した研究は、これまでになかったグループごとの集計機能に関するものであり、さらに活用用途を拡大することを目的にしたものです。今回の受賞を励みとして、一斉授業を円滑に運営するための一助となるために、今後も本システムの研究にさらに取り組んで参ります。


近藤さんと福澤さんの論文『双方向授業システムのグループ集計機能』(PDF)

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